【日本ハム】田中正義投手インタビュー 「もっともっと野球がうまくならないといけない」
6月28日放送のライオンズナイターでは、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた西武-日本ハム11回戦の試合前に、北海道日本ハムファイターズの田中正義投手にインタビューした模様を放送(インタビューは6月23日実施)。マウンド上での笑顔の理由や名前の由来について訊いた。
――交流戦ラストゲームのベイスターズ戦(6月19日、DeNAー日本ハム3回戦)の9回裏に投げたストレートが走ってましたね?
田中「ありがとうございます」
――20球全部真っすぐですか?
田中「はい」
――20球全球真っすぐは見て相当痺れました。
田中「はい、反省はしてます」
――どうしてですか?
田中「絶対的な変化球を早く投げないと、バッターにも対応されるので、それをわかりつつ今は頑張っている感じ」
――マウンド上でずっと笑顔でいる理由を改めて教えてください。
田中「2月のキャンプで新庄(剛志)監督から『力んでもよくないので笑うぐらいで投げたらいいのでは』というようなことを言っていただいて、そこから意識してするようにしている」
――意識をしているから逆に最初から最後までずっと笑っている感じなんですかね?
田中「そういうときもある」
――気持ちとしては笑わなきゃという感じで笑っているのか、それとも自然と笑うときもある?
田中「両方ある。笑っていないときもたまにあるし、その時の状況に応じてやっている感じ」
――新庄監督から田中投手への言葉として我々が伝え聞いた話では、「今まで怪我に悩まされてきた野球人生だから、もうこれからは楽しんでやりなよ」という言葉を投げかけられたというのは本当ですか?
田中「そうですね」
――今そのようにできていますか?
田中「投げている場面がやはり緊迫した場面なので、楽しいとはなかなか思いにくいが、しっかりここまで離脱することなくできているということが一番いいことだなと思う」
――今の言葉を聞いている限り、クローザーの立場にはまだ完全には慣れていないような気がするが?
田中「そうですね。今はとにかく経験をしっかり積んで、もっともっと野球がうまくならないといけないなと思っている」
――もっともっと野球がうまくなるというのは今の田中投手の立場で言うと具体的にはどういうことになるでしょうか?
田中「僕にはたくさん課題があるので、そこを少しでも早く潰しながら、それでも1軍から離脱しないように両立をしていかないといけないなと思う」
――プロ入り当時は「田中正義が先発だから球場に行こうと思ってもらえるような魅力のあるピッチャーになることが目標」とおっしゃっていましたが、今の目標は?
田中「今はリリーフの立場でやっているので、みんなで頑張ってつないできた後半のイニングをしっかりゼロで終えるというのが目標」
――先発よりも多くのゲームで投げることができるが、やりがいがあるのでは?
田中「すごくやりがいを感じて今やっている」
――田中正義が最後を締めくくる試合が観たいと思うファイターズファンの方も着実に増えてきていると思うが、そういった手応えはある?
田中「手応えはまだそんなにはないが、20セーブ、30セーブあげられるようにやっていきたい」
――ホークスでの6年間は田中正義投手にとってどういった日々だったんでしょうか?
田中「本当にまったく結果が出ていない中で、たくさんサポートをしていただいて本当に感謝しかないが、今は敵になってしまったので、ホークス戦でもしっかり抑えられるようにと思っている」
――(ホークス戦でも)ちゃんとセーブをあげていたが、まだまだ足りないということ?
田中「いや、足りないというのはちょっとわからないが、もう今はファイターズの選手なので、ファイターズのためにしっかり勝てるゲームを勝ったまま終わらせられるように今頑張っている」
――ホークスでのキャリアの中でリリーフもやっていたが、ホークスでの経験は今ファイターズでも生きている?
田中「もちろん生きている。いろいろなことを勉強して、なかなかチームに貢献できなかったが、その経験は今生きている」
――田中正義の正義というお名前の由来を教えてください。
田中「私には兄と姉がいるが、『正義のヒーローみたいな正義(という名前)がいい』という感じで言っていたらしく、母親は『ちょっとどうかな』と思ったらしいが、そのまま正義になった。名前負けしないように頑張ります」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー
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