【楽天】石井貴コーチインタビュー　期待の若手ピッチャー内星龍について「将来的にはイーグルスのエースになってもらわなければいけない」

――イーグルスのリリーフ陣は若手がどんどん起用されているが、特におすすめの投手は？
石井「内星龍(うち・せいりゅう)という身長の高いピッチャーですが、そこから投げおろすフォークが非常に良い。もちろん真っすぐも良いので期待してほしい」

――先週木曜日の広島戦(6月15日、広島ー楽天3回戦)でカープの松山竜平に危険球を当ててしまい退場となりましたが、その後の投球に影響はない？
石井「私もちょっと心配した。不安になって投げられないかなと思ったが、そうでもなさそう。次のゲーム(6月18日、巨人ー楽天3回戦)も思い切って投げられていたので、特にこっちも心配していない」

――投手に転向したのは遅い方(履正社高校時代の1年秋に外野手から投手に転向)ですよね？
石井「遅いですよね」

――すごく伸びしろがあるのでは？
石井「まだまだでしょ。こちらとしてもまだまだ物足りない感じがあるので、まだ伸びるのかなと思う」

――投げ方が山本由伸に似ている？
石井「山本投手を勉強してやっているのでしょう。なかなかもろパクリでうまくいく人はいないが、まず人の真似をするのが第一だからそういう意味ではセンスがあるのではないか」

――石井貴コーチはどなたかの真似をしたことはある？
石井「私はないかな」

――これ以上伸びたらどこかで先発ローテーションを任されることもある？
石井「もちろんあるでしょう。将来的にはイーグルスのエースになってもらわなければいけない人なので先発もそうだし、いろいろなポジションがあるのではないか」

――確認ですが、今東北楽天ゴールデンイーグルスのエースは則本昂大で間違いないですか？
石井「どうかな？　エース級が多くいるから何とも言えない」

――則本投手は今シーズンここまで3勝4敗、防御率2.29という内容(6月21日現在)だが、これはどうご覧になっている？
石井「彼なりの投球が出来ているのかなと思う。欲を言えばもう少しイニングを投げてほしいけど、これからでしょう」

――援護に恵まれていないという部分もあると思うが？
石井「前半戦は確かにそうでしたね。ただ粘り強く投げられているのでそれが後半戦につながるはず」

――いいようにどんどん回ってきている？
石井「前半ちょっと苦しんだので、ここから巻き返して一つでも借金を返済していくということでしょうね」

――太田光、安田悠馬、炭谷銀仁朗とバラエティーに富んだキャッチャー3人体制を敷いているがそれぞれの特徴は投手コーチから見ていかかですか？
石井「まずご存じの炭谷は安心感があって、安定もしているしみんなが信頼しているキャッチャー。安田はバッティングが良いのでリード面などはこれからだと思う。ピッチャーに信頼されるようなリードをしてもらえれば良い」

――田中将大投手の時は安田捕手ですね？
石井「そうですね。ピッチャーもキャッチャーに対する相性があるので、相性がいいのでしょうね」

――太田光捕手は？
石井「彼はすべてにおいて安定している。1年1年成長を感じているし、イーグルスで一番良いキャッチャー」

――すっかりクリムゾンレッド(イーグルスのチームカラー)が似合うようになりましたね？
石井「そうですか(笑)。まだ若干の違和感はあるけど、5年目なので馴染まないといけませんね(笑)」

※インタビュアー：文化放送・斉藤一美アナウンサー