NEXCO西日本のDXの取り組みや今後のビジョンとは?
- 6月12日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、西日本高速道路株式会社九州支社 地域共創担当部長の濱野昌志さんと本社情報システム部情報システム課の坂倉至さんが出演。DXを推進して行く上で、最も重要だと思うことや今後のビジョンについて、お話しいただいた。
松井佐祐里アナ「DXを推進して行く上で、最も重要だと思うことは何ですか?」
西日本高速道路株式会社本社情報システム部情報システム課・坂倉至氏「社員の意識です」
L is B代表・横井太輔氏「詳しく教えてください」
坂倉「社員が何かしらの現場で問題意識を持ってこれを上に上げて、それを解決していくというのが基本的なスキームだと思ってます。まずは社員1人1人がそういった危機感みたいな問題意識を持つことが重要です。その上で弊社はDXをまだ始めたばかりの段階でまだまだこれからという状況ではあるんですけれども、DXを進める中で、社員1人1人がこんなことができるんだといった意識改革から行っていく。そして、当然経営層までそういったところをコミットして進めていけたらなっていうのは思ってます。そこが非常に重要かなと感じてるところです」
松井「DXをまだ始めたばかりということですが、大体いつ頃から行われてるんですか?」
坂倉「しいて言えば、令和3年度に社長を議長としたDXの戦略推進会議というのを立ち上げまして、五つの重点政策を柱としてNEXCO西日本グループの戦略を策定しています。今現在はグループ会社全体で約330のDXのメニューを実施しているような状況です」
松井「社内や現場でどんなDXを使っているのか?教えてください」
坂倉「道路事業で言うと、例えば当たり前になってるのは工事とかやるんですけれども、現場に行かずとも遠隔で臨場を行えるような遠隔臨場の推進ですね。簡単に言うと、カメラを設置して遠隔で監視できますよという取り組みです。休憩施設であれば、案内ロボットを導入し始めたりしてます。あと今まで紙で手続きをしてたものはもう全てシステム化して基本的にはペーパーレスみたいな形に変わってきてますね」
横井「今後のお仕事のビジョンを教えてください」
西日本高速道路株式会社九州支社地域共創担当部長・濱野昌志氏「未来からの反射です」
横井「詳しく教えてください」
濱野「社会課題だとか社会の変革がすごくスピード感を増している中で、今後もこの社会から高速道路インフラが必要とされるためには、これまでのその延長線上を追うだけでは足りないんじゃないかという思いもあって、未来からの反射、よく言われる、バックキャスティングというところを、これからのビジョンと言いますか、問題意識を持って取り組んでいます」
「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報
L is B presents 現場DX研究所
月 20:00~20:30
『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…