アルピー平子、念願の前田吟と対面!「男はつらいよ」の想いをぶつける!
6月12日の「おとなりさん」(文化放送)は、パーソナリティのアルコ&ピース・平子祐希が会いたい人である、俳優の前田吟さんが出演。名作映画「男はつらいよ」の中で、思い出に残るシーンなどを語っていただいた。
平子祐希「僕の両親が本当に『男はつらいよ』が大好きで、小学1年生の時からずっと見させられてたんですよ。その中で、メロン騒動のシーン、あったじゃないですか?ああいう生活に息づいた人間模様の中で笑いを取るっていう方式に、小学3年生くらいの頃にショックを受けまして。両親が腹抱えて笑っている。かと思えば、後半ポロリと感動してる。これはなんなんだというのが、すごく心に残って。あれがきっかけで僕、芸人の世界に入ったんですよ」
前田吟「そうですか!」
平子「メロンのシーンを皆さんがあんなに巧妙に演じたせいで、僕はこんな不安定な仕事についたんです(笑)」
前田「山田洋次監督は学生時代、落語を書いてたからね。その落語と、渥美清さんの浅草の芸が合体したみたいなところはありますよね」
文化放送・坂口愛美アナ「『男はつらいよ』の中で、前田吟さんが特に印象に残ったシーンは何ですか?」
前田「第1作ですね。プロポーズじゃないけど、さくらさんを好きでしたっていうところ。だいたい映画は朝9時からリハーサルをやるんだけど、一発目のOKが出たのが午後3時でした。テストを何回もやってね」
坂口「ダメ出しとかがあるんですか?」
前田「何も言わなかったね。何回も何回も黙ってやらされてた。僕と博の間に隔たりがあるんですよ。僕、結構おしゃべりでしょ(笑)」
平子「そうですね。びっくりしました、こんなにしゃべるのかと(笑)」
前田「僕が博に近づくまで、何度もやらされましたね。メジャーの映画は初めてだったんですけど、とにかくかっこよく映りたい、いい声でセリフを言いたい。そういった人間の欲が削ぎ落とされるまで何時間かかかりましたね」
平子「僕がすごいと思うのが、たくさんの作品がある中で博の役回りとして、最初は片想い期があって夫婦になる。夫婦になっていく中で、ちゃんと夫婦として成長してる。子供が生まれて、けっこう息子に対して厳しいお父さんの側面があったり。いろんな立場、役回りが変わるのは難しそうだなと思って見てました」
前田「やっぱり難しいですよ。監督の子供は女の子2人だから、男のお子さんはいない。だけど、満男くんを育てなきゃいけない。そういう意味で監督がよくわかるな~っていうくらい、観察力に優れている。親と子の関係、夫婦の関係を緻密に観察されている」
平子「描き方がすごく繊細ですよね」
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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