「トラブル続出だ!割合で言えば0.000…%もあるぞ!」マイナカード新たな問題 他人の年金記録が閲覧可能
6月12日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、マイナンバーカードのトラブルついて意見を交わした。
むしろ170件ぐらいで分かってよかったですよ
マイナンバーカード取得者向けのサイト「マイナポータル」で他人の年金記録が閲覧できるケースが少なくとも約170件に上ることが明らかになった。マイナカードを巡るトラブルが次々と表面化している。推進役のデジタル庁は、信頼回復への取り組みが急務だ。マイナカードを巡っては、5月にコンビニで他人の証明書が発行された事例が複数見つかって以来、短期に様々な問題事例が浮き彫りになり、今回で5類型に上る。新たに判明した問題は、いずれも地方公務員らが入る共済組合で見つかった。組合側の入力ミスで別人の年金情報をひもづけたことが原因とみられる。
「上念さん、このあたりはどう感じですか。」(寺島アナ)
「マイナンバーカードですから人口とほぼ同じでしょ?今(人口の)8割ぐらいだから8000万枚とかですか?8000万枚配って170件もあるんですか?すごい割合ですね~、0.000…何%。これはもう大変だ。トラブル続出だ!(笑)」(上念氏)
「数字をどう見るかってことなんですね。」(寺島アナ)
「問題はこれからもいろいろ出ると思うんですけれども、割合で見てください。」(上念氏)
政府内には一連のマイナカードを巡る問題の多くは、人的ミスが主因との認識がある。しかし、システム上で、入力情報とマイナカード所有者の突き合わせなど、情報をひもづける仕組みは不十分だった。デジタル庁は今後、本来は本人名義の口座以外は指定できない「公金受取口座」について、システム上で口座のカタカナ名義と照合できるように改修する。公金受取口座への家族名義口座の登録事案は、2月にデジタル庁の担当者が国税庁から問い合わせを受けていたが、幹部に共有されなかった。国税庁は3月にも知らせたが、デジタル庁は何も対応しなかった。デジタル庁は他の官庁と異なり、プロジェクトごとに体制を組んでおり、情報集約や意思決定の曖昧さを指摘する声がある。
「問題はまだ出てくると思いますけど、修正は可能なので、出たらむしろラッキーだと思った方がいいです。むしろ出てこないで進行しちゃう方がまずいんです。170件ぐらいで分かってよかったですよ。」(上念氏)
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