「全部嫌になっちゃった」佐藤B作、俳優を志すきっかけ語る

「全部嫌になっちゃった」佐藤B作、俳優を志すきっかけ語る

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6月7日放送の「くにまる食堂」(文化放送)は、俳優の佐藤B作さんが出演。早稲田大学商学部に入り、外交官や商社マンの道に進もうとしていた佐藤さんが、俳優になったきっかけを語った。

野村邦丸「B作さんは福島のお生まれです。当初は福島高校を出て早稲田大学商学部に入って、いずれは外交官なり、商社マンなり、世界をまたにかけるお仕事をしようとしていたのが、早稲田を中退することになった。そのあと東京ヴォードヴィルショーを作って50年になります」

佐藤B作「本当、人生っていつガラッと変わるかわからないですよ」

邦丸「早稲田に行って最初はちゃんと授業出てたんでしょ?」

佐藤「もちろんです。外交学会に入って、津田塾に英語を習いに行ってました。本格的にもう海外に出て働くぞっていう真面目な青年でした」

邦丸「それがなんで?」

佐藤「勉強が全部嫌になっちゃったんですね」

邦丸「きっかけはあったんですか?」

佐藤「ない。真面目に中学、高校とずっと受験勉強やりすぎたんですよ。女性と付き合うこともなく。学校行くのも嫌になるし、教科書持つのも嫌になった。それで学校に行かなくなって、歌舞伎町のジャズ喫茶に朝までいる生活になった。それがある日、“若者たち”っていうドラマを下宿で見て、それで感動して、こんなダラダラした生き方しちゃいけない。なんか真面目にやっぱり燃えるような生き方をしようと思って。それがなぜか演劇で、演劇部に入る」

邦丸「その後、東京ヴォードヴィルショーを作られて、今や老舗の劇団になっちゃった」

佐藤「そうでしたね。僕たちが始めた頃は、真面目なお芝居で最後にちょっと眠くなって終わったらうわーって拍手するみたいなものばっかりだったんです。それで、その頃にちょうどね、関西からやすしきよしさんとかチャンバラトリオさんとか、ああいうお笑いが東京に流れてきた時でした。それが僕は大好きで、そういう笑いが入るようなものを作りたいなと思ったんですね」

邦丸「へ~」

「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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