【調査結果】6月5日は『らくごの日』 でも1年で最も落語が聴かれる季節は…?
6月5日は、語呂合わせで「らくごの日」。そして6月の第一月曜日は、江戸で初代・三笑亭可楽が興行を行ったことにちなんで「寄席の日」とされています。
落語には春夏秋冬の演目があり、寄席は1年中営業していますが、最も落語が聴かれる季節はいつなのでしょうか?
落語が最も聴かれる季節とは?
文化放送が運営する落語専門サブスク「らくごのブンカ」が、利用者による総聴取時間を調査したところ、季節によって大きな違いがあることがわかりました。
暑い時期におすすめの「夏落語」3選
花火見物のため、大勢の人でごった返している両国橋。そこへ馬に乗ったお侍たちが町人を無理やり掻き分けて通ろうとする。反対方向から道具箱を担いだたが屋が通りかかるが、人々に揉まれて道具箱を落とし、中に入っていた箍(たが)が弾けてお侍の笠を弾き飛ばしてしまった。お侍たちは手打ちにすると怒り、たが屋は平謝り。周りの町人達も許すように言うが侍たちは聞こうとしない。とうとうたが屋は「斬れるものなら斬ってみろ!」と開き直り…。
富本節の師匠、豊志賀は三十九歳になるが器量よしで男たちの評判の的。 男の弟子たちは師匠に惚れて通ってくるが、豊志賀本人は「男嫌い」と称し、浮いた噂ひとつない。 弟子のひとり、新吉は二十一歳になるいい男。 刻み煙草の商人で、まめな気働きをするところから豊志賀にも気に入られている。 あるとき、豊志賀宅の女中が体をこわし、暇をとる。代わりの女中をさがしているところへ、 「新吉を女中代わりに住まわせては」という声が上がり、新吉が住み込みで働くことになる。 それからしばらくした嵐の晩、ひょんなきっかけから豊志賀と新吉は男女の仲に。 はじめて男を知った豊志賀は新吉にのめり込み、それを見た周囲の弟子はどんどんと離れてゆく。 そんななか、稽古を辞めることもなく、熱心に通ってくるのが谷中の荒物屋「羽生屋」のお久。 十七歳の娘盛りである。新吉とお久が仲良さそうにしているのも許せない豊志賀はお久を憎むようになり…。