【西武】源田壮亮選手インタビュー 「『帰ってこれたな』という嬉しさが大きい」
5月26日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームの西武-オリックス10回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手にインタビューした模様を放送した。WBCで右手小指を骨折しながらも最後まで試合に出続け、世界一に貢献した源田選手。治療に専念し、万全の状態で帰ってきてくれたライオンズのキャプテンに今の思いを訊いた。
――どんなお気持ちですか?
源田「『帰ってこれたな』という嬉しさが大きいです」
――ここまで長く感じましたか?
源田「今振り返ると自分の中では結構あっという間でしたね」
――侍ジャパンで世界一になって帰国後、1週間ちょっとでレギュラーシーズンの開幕を迎えました。源田さんはそのままライオンズでも試合に出るつもりでいらっしゃったのですか?
源田「はい。その気持ちは伝えました」
――その上で「右手小指の骨折を完治させてから出た方が良いよ」とお勧めになった方はどなたでしょうか?
源田「(渡辺久信)GM含め、球団の方は『やっぱり野球人生長い、まだまだここからあるからまずは先に治療しよう』と言われました」
――すぐに源田さんは納得することができたのでしょうか?
源田「1日考えて、治療しますとなりました」
――WBCでプレーをし続けたわけですから、流石に右手の骨折は良くはなっていなかったですよね?
源田「そうですね。現状維持という感じでした」
――今までの期間、治療に専念して動かせるようになったのは正しい判断だったということですね?
源田「そうですね。そう思えるように今日から頑張らないとなと思ってます」
――小指の痛みは日頃に和らいでいったのでしょうか?
源田「だんだんと日常生活も自然に普通に指も使えるようになっていって、徐々に痛みも無くなっていきました」
――ぶり返すことはなかったのでしょうか?
源田「それは無かったです」
――これで元通りプレーできると源田さんが確信できたのはいつ頃だったのでしょうか?
源田「いつですかね……徐々に痛みが引いて行っているというのは感じていて、段階踏んで病院で診察もしながら、徐々にバットも振ったりしてました。結構一気に痛みが無くなった時があって、そのタイミングで『あ、希望が見えた』というような感じです」
――その間一軍のゲームはご覧になっていましたか?
源田「やっぱり気にしながら見てました」
――源田選手がいらっしゃらない中、一番手がルーキー児玉亮涼、二番手が滝澤夏央、開幕戦は一軍初出場の山村崇嘉といった3人が(ショートを)任されるのが多かったかと思うが、彼らの奮闘ぶりを見ていかがでしたか?
源田「やっぱり凄い頑張っているなという風には見ていましたね。でもきつそうだなとも見ながら感じてました」
――きつそうというのはどういうことでしょうか?
源田「僕1年目の最初から出ていて、5月入って急に体もガクッと疲れが来たので。なんとか5月頑張ってほしいなと思って見ていました」
――主に児玉選手を見て感じたことでしょうか?
源田「そうですね、ずっと出続けるというところで見てました。対戦相手も一周して対策も練ってくる中で、5月というのは体も心も最初は疲れたので、頑張ってくれと思って見てました」
――開幕から3週間が過ぎるとチームは負けが込み始めました。ご覧になっていていかがでしたか?
源田「やっぱりシーズン中苦しい時期というのは絶対にあるので、そこを何とか踏ん張って乗り切ってほしいなと思いながら見てましたね」
――なかなか調子が戻らないまま10カードが過ぎてしまいました。源田さんが帰ってきてくれるのをチーム、ファンの皆さんが心待ちにしていましたので、嬉しい限りです。そういった待望論はひしひしと感じていましたか?
源田「そうですね(笑)。ファームの方でもファンの方に声をかけていただいたりすることもあったので。皆さん『待ってるよ』とか『早く帰ってきて』とかの声をいっぱいかけてもらっていたので、なんとか早く復帰したいなとは思っていました」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー
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