防犯カメラをクラウド化した、セーフィーの取り組みと創業時の苦労を聞いた

防犯カメラをクラウド化した、セーフィーの取り組みと創業時の苦労を聞いた

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  1. 5月22日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、セーフィー株式会社 代表取締役社長CEOの佐渡島隆平さんに出演いただき、セーフィーの取り組みや創業時の苦労について詳しくお話しいただいた。

松井佐祐里アナ「まずは、企業プロフィールをご紹介させて頂きます。セーフィーは2014年に設立されました。日本中、世界中のカメラの映像をクラウド化し、自分のため、 社会のために誰もが活用できる映像プラットフォームを提供しています。現在『映像データであらゆる産業の”現場”をDXする』というビジネスコンセプトを掲げ、小売、土木・建設、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています」

L is B代表・横井太輔氏「改めて、事業内容を教えてください」

セーフィー株式会社代表取締役社長CEO・佐渡島隆平氏「我々は映像を活用して世の中の皆さんの見える化というところを意識して皆さんの働き方をより良くする事業をしています。一般的には、防犯カメラ、監視カメラの元々ローカルで録画されてるビデオデッキみたいなものが必ずカメラの近くにあったという世界を、全部クラウド化して、皆さんが非常に使いやすくやっていくという仕組みを開発して、建設現場だけでなく街の中、ビルの中、ありとあらゆるところに使えるサービスになっています」

松井「建設現場ではどのように使われるのですか?」

佐渡島「例えば、地方の建設現場に行くと、建設現場の所長さんが県をまたいで担当していることがありますが、現場に行かないと現場の様子がわからないことがあるんです。それを行かなくても、全部、スマホや事務所からその現場をチェックしながら指示を出して、工程管理できる。すべての工程の管理を映像でやってしまおうというのが一番使ってもらってるポイントです」

松井「カメラは小ぶりなんですね」

佐渡島「ウェアラブルといって、ポケットに入るものもあれば、電源を抜き差しするだけで簡単に誰でも設置できるっていうものがあります。ボタン1つでワンプッシュで電源付けたらすぐ使えるというのが受けて、建設現場とかでもたくさん使っていただいてます」

松井「これまでで一番苦労したことは何ですか?」

佐渡島「初期のプロダクトがウケなかったことですね」

横井「これは痛いほどわかります」

佐渡島「僕らは家庭用のカメラで壁にポンと貼り付けたら勝手に賢くなる機能でスタートしたんですね。でも最初のハードウェアをゼロから他のメーカーさんと作って生み出すんですけど、生み出すまでの期間は6か月でソフトウェアも全部作ってハードウェアもメーカーさんと仕様を詰めていったんですね。ハードウェアって1回作ったら作り直しできないっていう課題があります。一番最初は、Wi-Fiっていうネットワークでしか繋がらないっていうインターフェースがないようなカメラを作ったんですけど、Wi-Fiが全く繋がらないっていうカメラを3千台作ってしまいました。創業して半年で、資金が全部吹っ飛ぶということが最初に起きて、そこから4年くらいものすごい試行錯誤しました。ソフトウェアはいいんだけど、どうやってハードウェアを良くしていくのか?ということに悩みに悩んで、どこに営業していいのかわからないというので、建設現場に流れていったというのが最初の4年間でした」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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