5月も「熱中症」に注意!沖縄・奄美は梅雨入り…大雨への備えも!
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお届けしている番組です。
今週は気温の変動が大きかったですね。
5月15日(月)東京の最高気温は18.1度と4月上旬並み。
この日、暑さで有名な埼玉県熊谷市のシンボルともいえる、八木橋百貨店の大温度計が設置されました。
熊谷地方気象台が発表する午前11時と午後2時の気温を従業員が手作業で掲示するのですが、過去17年間でも最低となる16.8度!
メモリも21度以下がないので、21度を指しています。
しかし2018年に41.1度の国内最高気温を記録した熊谷、温度計設置の二日後
5月17日には34.5度、18日には35度の猛暑日となりました
東京都心も二日続けての真夏日となり、18日には32.2度まで上がりました。
取材先の浅草・雷門前に温度計を置くと、あっという間にひなたは36.8度、地面は42度。
暑さの中、仲見世の商店街では「冷やし抹茶」がよく売れていました。
熱中症による救急搬送のニュースも相次ぎました。
5月は体が暑さに慣れていないこともあり、急に暑くなった日は特に熱中症には要注意です。
去年5月に熱中症で救急搬送された人は全国で2668人、うち4人が亡くなっています。
この時期、体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」が勧められています。
ウォーキングやお風呂で汗をかき、暑さに慣れていきましょう。
5月21日の「防災アワー」
国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課長の豊口佳之さんに
国土交通省の「水害リスクライン」と気象庁のHPで見られる「洪水キキクル」の一体化について伺いました。
今年2月から気象庁の「洪水キキクル」で大河川から中小河川まで、洪水の危険度をワンストップで見られるようになりました。
18日には沖縄地方と奄美地方が梅雨入りしましたが、来月には広く出水期に入ります。
関東甲信地方の梅雨入りの平年日は6月7日頃。
以前は梅雨入り直後はシトシト雨、梅雨末期に大雨となることが多かったですが
最近の梅雨はオンとオフがはっきりしているというか、すぐに大雨になることもあります。
事前にチェックしておきたい情報を確認するなど、今から備えておきましょう。
5月25日から、気象庁は線状降水帯の発生を伝える「顕著な大雨に関する気象情報」を最大で30分早く発表します。
予測の段階で発表するものですが、線状降水帯による大雨の危機感を少しでも早く伝えることを目指します。
(以下 気象庁HP参照)
「線状降水帯発生」の情報は、これまでより4割ほど増えると見込まれています。
この情報が発表されたら、大雨災害発生の危険度が急激に高まっているということです。
自治体の避難の情報も確認し、適切な防災行動を取ってください。
早急な避難を開始、避難がすでに難しい場合は、崖や川から離れた場所に移動するなど、少しでも命を守る行動を取るようにしてください。
気象予報士 防災士 気象庁担当記者 伊藤佳子