村上信五くんと経済クン「新入社員・村上さんと一緒にビジネスマナーを学ぼう！」

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【リモートでの“はじめまして”心がけることは？】
まずは笑顔でハキハキと挨拶することが大切。また名刺交換ができないので、その分しっかり聞き取れるようにハッキリ自分の名前を言う。
紹介の順番は、進行役→自社の役職上の人から→取引先の役職上の人から。
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【ビジネスシーンの言葉遣いで気を付けること】
この言葉を発すれば相手はどう感じるかを考えることが大切。文法上正解であっても、上から目線に聞こえるような言葉遣いはNG。
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【ビジネスマナークイズ】
第１問：「コーヒーでいいです」プラスの言葉に変換してください。
→〇「コーヒーがいいです」「コーヒーをお願いします」
コーヒー“で”いい、という表現は「本当は他の飲み物がほしい」というニュアンスに聞こえてしまう。

第２問：「今日は素敵ですね」プラスの言葉に変換してください。
→〇「今日も素敵ですね」
今日“は”だと、今日“だけ”素敵、というニュアンスに聞こえてしまう。

第３問：「お越しください」上から目線を避けた言葉に変換してください。
→〇「お越しくださいますか？「お越し頂けますでしょうか？」
“お越しください”は間違いではないが、命令形なので出来れば依頼系に変換する。

第４問：「お教えしましょうか？」上から目線を避けた言葉に変換してください。
→〇「よろしければご説明いたしましょうか？」
“教える”という言葉は上の者が下の者に対して行うというイメージで、少し上から目線になってしまう。

第５問：「できません」否定的な表現を肯定的な表現に変換してください。
→〇「いたしかねます」
できるだけ否定的な表現は使わない。その後、次につながる言葉をつけるとより良い。

第６問：「いや、その方法では無理だと思います。それでは工期に間に合わなくなってしまいます」
このセリフを相手に不快感を与えないようなセリフに変換してください。
→〇「そうですね。確かにその方法は良い案だと思います。ただその方法を採用するには準備が必要で、今からでは工期に間に合わなくなる可能性があると思うのですが、いかがでしょう？」
ますは相手の意見を受け入れることが大切。その後、“ただ～”という言葉でつなぎ、自分の意見を述べ、空いての意見を促す言葉で締めくくる。さらにしこりが残らないため、最後は感謝の言葉で締めくくるのが理想。例としては「本日は貴重なお時間を作ってくださり、誠にありがとうございます。大変勉強になりました。今後ともどうぞよろしくお願いします」

第７問：携帯電話へのメッセージの残し方。急を要していて、どうしても連絡が欲しい場合どんなメッセージを残す？
→〇「いつも大変お世話になっております。～株式会社の〇〇です。恐れいります、〇〇の件でご連絡致しました。何分緊急な要件ですので、大変恐縮ですが、折り返しお電話を頂けますでしょうか？お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い致します。失礼致します」
緊急の要件の場合、電話がほしいことをはっきり伝える。“お手すきの際に”などという言葉は緊急の場合は使わないように気を付ける。

第８問：もしビジネスメールを関係のない他の人に送信してしまったらどのような行動をとる？
→〇送ってしまったメールの内容が関係者以外に伝わると問題があるのであれば誤送信した相手にすぐ電話をかける。お詫びを伝え、速やかに削除してもらうようお願いする。内容的に問題にならないメールであれば、メールにて件名に「誤送信のお詫びと削除願い」と記し、お詫びと削除のお願いをする。最後に「今後は二度とこのようなことのないよう気を引き締めて注意を致します。どうぞ今後ともよろしくお願い致します」という文で締めくくるようにする。
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村上さんは大体の問題で正解、また高得点を出していらっしゃいました。結局、ビジネスマナーにおいても大切なのは“人と人とのコミュニケーション”なのだなと感じました。今回の講義では色々なことを教えて頂きとても勉強になりましたが、マナーに縛られず、常に相手がどう感じるかを考えて言葉を発したり行動したりしていきたいなと思います。
坂口愛美