ふかわりょうが今語る、文化放送『日曜のほとり』への熱い想い
5月11日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、タレント・DJのふかわりょうさんがご来店! 最初のコーナー「今日のA定食」では、ふかわさんがアンバサダーを務めるクラシックの祭典「ラ・ホル・ジュルネTOKYO2023」のお話から、3月末に最終回を迎えた文化放送の番組「阿川佐和子&ふかわりょう 日曜のほとり」への回想など、熱のこもったトークが展開された。
ふかわさんが「ラ・ホル・ジュルネTOKYO2023」についてのリスナーからのメールを皮切りに、クラシックの作曲家たちのお話を熱弁していると、突然、大将・邦丸アナが…
野村邦丸アナ「こういう話をね、毎週日曜日(『阿川佐和子&ふかわりょう 日曜のほとり』)にやってたんですよ」
ふかわりょう「邦丸さん、いいです。ここで話せれば満足ですよ!」
邦丸「俺ねえ、俺の方が文化放送で長い間禄を食(は)んでるんだから、あんまり言えないけど、あの番組が終わるの『ええーっ!』て思ったよ? なんか俺にとって、文化放送の良心のような感じだったもん」
ふかわ「いやいや、でも、ホントに感謝してますから、邦丸さん……私ちょっとここで泣きたくないんで(笑)」
邦丸「ハッハッハッハッハッ!」
ふかわ「でもありがとうございます! それで私が4月に発売した本『スマホを置いて旅したら』のサイン会に、『ほとり』の縁側仲間がたくさん来てくださって」
邦丸「(リスナーからのメールを紹介)色んな番組である程度の期間放送していると、リスナーさんがファンになってくださったりするじゃないですか。あの『ほとり』に関して言うと、俺の勝手なイメージなんだけど、地方で聴いてらっしゃる方のメッセージがすごく頭に残ってて、ネット局だったのかな? ふとつけたラジオで、何十年ぶりにラジオを聴いて心が穏やかになったって。それを阿川さんかふかわさんが読んでたの。その気持ちすごいよくわかってさ」
ふかわ「いや~ありがとうございます。それも、リスナーさんからのお便りの中で、終わるっていうことに対してすごく熱い想いが書かれていて、『わたしにとってほとりは、心の止まり木でした』って書いてくださってて、でも確かに、止まり木のように色んな鳥たちが集まって、みんなでピーチクさえずる……なんかそういう空間だったな~と思って。でもやっぱり、私も色んな話をしましたけど、阿川さんの懐の深さですよね、あの人は私がどんなに不可解な、些細な『理論武装』だなんだのね(笑)言っても一切拒まないっていうのは、やっぱりそこが偉大だったなって」
邦丸「それがいいんだよね。とりとめもなく『どの話題? これは』って言う時に、一切拒否らないっていうか、二人で別にオチをつけるわけでもないじゃないですか」
ふかわ「そこは私のこだわりでもあったんですけど、今回その番組は何も用意しないで欲しいっていうのと、あとは答えを出すことがすべてじゃないというような。スマホの話にも通ずるんですけど、今、何か気になることがあるとスマホで検索してすぐにアクセス出来ちゃうじゃないですか。これはこれで素晴らしいことだと思うんですけど、でも我々の豊かさってきっとそれだけではなくて、むしろ『ああ、あれってこういうことかな? ああいうことなかな?』って、思いを巡らせる時間。それが、答えに辿り着かなくても、その時間に豊かさが潜んでいる気がしていて。なので場合によっては我々が、なかなか答えに辿り着かない感じがもどかしいと感じる人がいたかも知れないですけど、そのなんとも言えない時間に共鳴してくださった方も、少なからず居たことが私にとって嬉しかったですね』
この後のコーナーでは、ふかわさんの新刊「スマホを置いて旅したら」についてのお話なども詳しく伺った。すべてをお聴きになりたい方は、ぜひradikoのタイムフリーでお楽しみください!
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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