村上信五くんと経済クン「新ジャンルのお金持ち“シン富裕層”とは？」

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【大森健史さん】
2004年に海外移住のお手伝いをする会社、「株式会社アエルワールド」を設立。今までおよそ２万人の富裕層の海外移住の相談を受けてきた経験を活かし、「日本のシン富裕層 なぜ彼らは一代で巨万の富を築けたのか」を執筆。
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【日本の富裕層の実態は？】
野村総合研究所によると、日本の１世帯の純金融資産保有額が１億円以上５億円未満の人は全体の2.3％、124万世帯。
５億円以上の超富裕層は全体の0.16%、8.7万世帯。
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【シン富裕層とは？】
上記の定義ではシン富裕層はつかめない。シン富裕層の資産には現金に換金しにくいもの、暗号資産やFXなどが多いという特徴がある。それらを含めると、シン富裕層のボリュームゾーンは10億～20億円くらい持っている人たちのことを言う。
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【どのようにシン富裕層が誕生したか？】
スマホの普及が大きな要因。個の力が大きくなり、暗号資産などで資産形成する人が増えた。20代で暗号資産2000億円持っているという人も。ゲーム感覚でやっていたらシン富裕層になっていたという人が多い。
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【シン富裕層のタイプ】
⓵ビジネスオーナー型
→自分の実力で企業経営し、海外移住の準備に時間をかける人たち。大森さんは、日本を変えるのはこのタイプの人たちだと考えている。税金対策などもあって若手を育てていこうとするため。

⓶資本投資型
→開業医や一流企業勤めのサラリーマンなど、一般の平均より高い給与を元手に株式や不動産、暗号資産などに投資する。

⓷ネット情報ビジネス型
→インターネットを活用し、株式投資や情報商材、動画配信などの新しい分野に飛び込んで稼ぐ。フットワークも軽く、ノリで海外に引っ越す人が多い。

⓸暗号資産ドリーム型
→暗号資産で数億円から数百億円の資産を手にした人たち。ただしこのタイプは、自身の判断で投資してきた人と、他者からのアドバイスに従って投資して運よく当たった人に大きく分かれる。地元の友人を大切にするタイプで、本当は海外にそれほど行きたくないと思っている人が多い。いわゆる“マイルドヤンキー”のようなタイプ。税金対策のためあまり行きたくないが海外に行かざるをえない。
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【なぜシン富裕層は海外移住するのか？】
一番多い理由は子どもの教育。およそ６割。３割ぐらいが「ハワイに住んでみたかった」などの夢。残り１割は税金対策など。ビザが取りやすい国と取りにくい国がある。ドバイは万博などがありビザが取りやすくなった。
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【シン富裕層に人気の海外移住先であるヨーロッパの国は？】
ポルトガル。ビザが取りやすく、物価が安くて安全性が高く、英語が通じるため。5000万円ぐらいでビザも取得して移住できる。
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【シン富裕層の特徴は？】
⓵決断が早い
⓶やりたい仕事を選ぶ
⓷物欲がない
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誰もが情報商材を売れるようになった今の時代、何万人ものフォロワーがついたユーチューバーが一気に億万長者になるなど、普通の人が突然シン富裕層になるチャンスがあるとのことです。本には、移住におすすめの各国の情報なども細かく書かれています。もし自分が移住するなら…と考えながら読むのがとても楽しいので、みなさんもぜひお手に取ってみてください！
坂口愛美