5類移行後、コロナになったらどうする？

（　写真・図　東京都提供　）
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。

災害の一つと言える新型コロナウイルス
5月8日、感染症法上の位置づけが「5類」に移行します。
もちろん5月8日以降も、ウイルスが急にいなくなるわけではありません。
4月28日開かれた都のモニタリング会議でも
「当面は感染拡大が続く可能性が高いと思われる。感染症法上の5類への移行後も、基本的な感染防止対策を」と呼びかけられました。
感染拡大といっても「全数把握」から都内419の医療機関の「定点把握」に変わるので、移行後はわかりにくいかもしれません。

もし5月8日以降、コロナに感染したらどうすればいいのか…。
東京都は、5類移行後の医療提供体制を対策本部会議で決定、公表しました。


現在、都はコロナ患者を診察するおよそ5000か所の「発熱外来」をHPで公表していますが、5類移行後「外来対応医療機関」として公表。これまでコロナは診ていないけれど、インフルエンザの診療を行っている医療機関にもコロナ患者を診察するよう呼びかけ、「外来対応」を増やす方針です。
病床数は段階的に減らしていきます。その代わり、より多くの病院でコロナ患者が入院できるようにする方針です。

症状が出た場合
高齢者などハイリスクの方→早めに医療機関に相談
検査キットを持っている方は自分で検査
陽性でも症状が軽い方→自宅で療養開始
症状が重かったり心配な方→かかりつけ医に相談、もしくは都のHP掲載の「外来対応病院」へ
また、コロナに関する悩みや相談については
「東京都新型コロナ相談センター」
0120-670-440　で毎日24時間対応します。

療養については「外出自粛」は求められませんが、発症後5日間かつ症状が軽くなってから24時間後まで、外出を控えるよう推奨されています。

学校の出席停止期間も「原則5日間」へ

お住まいの自治体の体制がどう変わるか、確認しておくと安心です。

4月の「防災アワー」は東京大学大学院、客員教授の松尾一郎先生と「避難の壁」というテーマでお伝えしてきました。

30日の放送では、「避難の壁」を乗り越える方策について、具体的にお話いただきます。
日曜朝5時5分～の「防災アワー」
生放送で聞くのは難しいという方もradikoでぜひどうぞ。

気象予報士　防災士　都庁・気象庁担当記者　伊藤佳子