植草克秀、デビュー秘話やバク転を克服した話を語る！

野村邦丸アナ「僕は勝手に植草さんのお姿を拝見したのが、もう2ヵ月位前ですかね……」

植草克秀「ああ、ニシキ（錦織一清さん）の！」

邦丸「『サラリーマンナイトフィーバー』ですね。あれのアフタートークショーで」

植草「何も考えずに出てましたからね。2人で1回も打ち合わせしないんですよ。そのまんま出てって、何か勢いで喋ってるだけなんで、何を言ったのかも覚えてないですね」

邦丸「何かやたら爆笑して、どうでもいいことを話してましたね」

植草「そうなんです。だからどうでもいいんです！決めてないで出てるんで（笑）。2人で去年ディナーショーをやったんですけど、ずーっと喋ってて、ディナーショーって大体1時間半ぐらいで終わるのに、2時間半かかりましたからね、ほとんど喋ってて」

（2人、爆笑）

邦丸「だからこの前の『サラリーマンナイトフィーバー』は、錦織一清さん・ニッキの作・演出に出演も兼ねてるし、あの人の才能凄いなって思うんだけど、アフタートークショーのあのいい加減さというか。もちろんカッちゃんもですよ？（笑）ヤバイんじゃないかと思ったのは、2回公演だったでしょ？1回目のアフタートークショーをやって、終わった時には2回目の公演までの時間がほとんど無かったんですよ。大丈夫だったの？」

植草「全然大丈夫でしたね。でも他の人たちが大変そうだったのは見てたんですけど、みんな一所懸命次の回に備えて、手際よくやってましたね」

そして話題は植草さんが小学生の頃に船で世界一周をした話から、ジャニーズに入った当時の話へ。

邦丸「小学生の頃の夢って、当時からあったわけ？要するにジャニーズに入るっていう」

植草「まったく思いませんでしたね。その頃まだ『たのきん』が出るか出ないかって時代だったんで、その時に友達に『ジャニーズ事務所ってあるんだけどさあ、応募しない！？』なんて言われて、『俺はいいよ』って言ってたんですけど、その友達がたまたま僕も一緒に写ってる写真を送ってて、友達のところに電話があって『隣に写ってる子は誰？』って話になって、俺も呼ばれちゃったわけです。で、行ったんだけどジャニーさん、最初どこにいるかわからなかったんです、小さいオジサンで。で、『すみません、ジャニーさんいますか？』みたいな感じで。よく皆それ言ってるんですけど、ホントなんです、その話（笑）」

邦丸「あ、そうなの！？」

植草「ホントにわからなくって。そしたら『僕だよ』って話になって。ほんで『YOU、踊っちゃって』みたいな。で、踊り始めたのはいいんですけども、まだその頃って僕ら踊りなんていう時代じゃなかったんですよ。もう鳥肌立っちゃって、『男が踊るなんて、気持ち悪～っ！』みたいな感じで。ほんでやるはやったんですけども、ジャニーさんの隣にほっそ～い色の白い奴がいて、『カッコいい奴だな～』って思ったのが、それがヒガシ（東山紀之さん）だったりとか」

邦丸「ああ～そうか、同じ時にいたんだ！ヒガシさんはちゃんと踊れたの？」

植草「踊ってましたね、多分。彼はキチッとしてますからね。僕とは全然違いますから。ニシキはその頃学校の関係でちょっと休んでたんですよ。で、その後ジャニーさんが『天才が来る』と。日テレかなんかのリハーサル室にいきなり来たんですよ。で、来た瞬間にいきなりバク転したんですよ！『なんだこいつ～！？』みたいな感じで。そこからジュニアなんてまだ20人ぐらいしかいない頃でしたから、みんなで『バク転やってみよう！』って話になって、バク転流行っちゃって。合宿所でみんなバク転やってるんですよ。もうみんな頭をぶつけたりなんかしてね。マットを前に敷いたのに、マットの無いところに落ちたり（笑）。鼻にカサブタ作ってる奴がいたりしてね」

邦丸「カッちゃんはそれに順応出来たの？」

植草「僕は、器械体操が苦手だったんですよ。もちろん踊りもあんまり好きじゃなかったんで、それをやること自体が皆無だったんですが、やるしかないっていう風になったのが、曲の振り付けの中に入れられちゃったんですよ。酷いでしょ？出来ないのに。振り付けで毎回入ってるもんだから、出るたんびに頭から落ちてしまうんですよ。まわりの人たちが『もう辞めさせたら？』って言うぐらい酷かったらしいんですけど（笑）、やってるうちに出来ちゃったんですよ、バク転が」

邦丸「へえ～っ！」

植草「根性ですね！だから僕、よく言われるんですよ、『バク転ってどうしたら上手くなれますかね？』って。『根性だね！』と答えてます（爆笑）」

「くにまる食堂」は平日朝11～13時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。