【ライオンズナイター】今季初勝利にルーキー青山美夏人の背中を押した捕手古賀悠斗の一言とは

【ライオンズナイター】今季初勝利にルーキー青山美夏人の背中を押した捕手古賀悠斗の一言とは

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開幕2連敗のライオンズ
特に初戦の負け方はショックが残った。
1点リードで迎えた9回 通常なら増田達至がマウンドにむかうところ
調整が遅れて完全とは程遠い。

ドラフト4位のルーキー青山美夏人がマウンドに送られた。
オープン戦でも抑えを経験
ストッパー起用には「燃えるものがあります」というルーキーだが
2死までもっていったところで森友哉に変化球をスタンドに運ばれてしまう。
同点に追いつかれ、試合も落とす。

傷が残った。
しかしリベンジの機会は早くも開幕3戦目に訪れる。

8回鈴木将平の勝ち越しタイムリーで3点リードの場面
再びマウンドに送られたルーキーの表情をみて
古賀悠斗捕手は、まずいと感じる。

顔が引きつっている。
無理もない。ルーキーがあのショックな負け方から、
中一日しかたっていないのだ。
古賀が青山に語りかける。

「あのなあ お前なあ どこの大学でてるんだよ そんなもんじゃないだろ」

青山は厳しい指導で知られる亜細亜大学の出身だ。
そして古賀は同じ東都リーグ中央大の出身である。
亜細亜の強さを骨の髄まで知り尽くす古賀ならではの一言だ。
亜細亜で鍛えられたお前なら大丈夫 自信を持てと声をかけたのだ。

直後古賀の配球コンピュータは激しく動く。
青山は元々気は強い。しかしまずリラックスさせることが先だ。

ここで古賀は意外にもカーブを連続して要求。
「少し青山の目先を変えることを考えました。
 打たれてもヒットならOK 3点差あるのだから。」
実際回の先頭打者宗佑磨にヒットを浴びるが、
「気にするな。しっかり来いっ!てゼスチャーを送りました」

背中を押された青山は9回を無失点で切り抜けプロ初セーブ。
何より松井稼頭央監督に監督初勝利とチームに今季の初勝利をもたらした。

森友哉の移籍で正捕手不在のチーム状況
まず古賀悠斗が存在感をみせた。
しかしもう一人の正捕手候補 柘植世那だってまけてはいないだろう。

二人の捕手がしのぎを削ってチームを高みへと押し上げる。

                文 長谷川太

青山美夏人投手マウンドの勇姿
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