春風亭一蔵が人を信じなくなったのは、「あの2人」のせい！？

水谷加奈アナ「落語家の春風亭一蔵師匠です。よろしくお願いしまーす！　初めまして！」

春風亭一蔵「初めましてですよ。文化放送もいよいよ僕を使うようになったら終わりですよ。スタッフさんが全員『誰なんだ？』顔をしてますから」

水谷「でも、2020年の1月1日に、桂宮治さんと一蔵さんで、この番組（注：前番組の『くにまるジャパン極』）のピンチヒッターをされてるって覚えてます？」

一蔵「ちょっと宮治さんのこと、知らないんですけど。『笑点』とか出てらっしゃるんでしたっけ？　『笑点』ってもう終わってるコンテンツなんで」

水谷「オワコン！？（笑）今凄いことを言いましたよ？」

一蔵「なんか出てらっしゃる……アレ？　ウチの（春風亭）一之輔という兄弟子も居るんですけど、ちょっとよく知らない人なんですけど……『笑点』ねェ？」

水谷「実はね、私何で一蔵さんをお呼びしたかっていうと、文化放送12Ｆのメディアホールで、今年の1月に『三田落語会』というのをやったんですが、その時に一之輔さんと一蔵さんをお呼びして。一之輔さんのことはちょっと面識があって、一蔵さんの落語は初めて拝見して、めちゃめちゃグッと来ちゃって！　この人絶対悪い人だと思ったんですよ！」

一蔵「ええ～っ！？　水谷さん、それ全然褒めてないんですけど（笑）」

水谷「本当は今回、一之輔さんをまずお呼びしたんですよ」

一蔵「やかましいわっ！　俺はバーターか！（笑）」

水谷「『ぜひ来てください！』ってお呼びしたんですけど、あれだけの方になってしまって、遠い存在になってしまって、この番組には来られないと」

一蔵「もうめちゃめちゃ調子こいてますからね」

水谷「やっぱり！！」

一蔵「嘘ですよ！　嘘ですからね、みなさん（笑）」

水谷「でも、知らなかったんですよね、あの時。『笑点』に入るって」

一蔵「最悪ですよ！　僕、一之輔師匠って兄弟子なんですけど、唯一の友達みたいな仲の良さなんですよ、2人で旅行に行くぐらい。で、1月の席で共演した時、師匠が飲みに行きたいって言うから、『いいっすよ兄さん、いつですか？』って聞いたら『じゃあ、楽日に行こう、2人っきりで』って言うから、御徒町の吉池に行ったんですよ。で、ここは一丁ぶっこんどこうと思って、『兄さん、笑点ですよね？メンバー』って言ったら『違うよ、俺なわけねぇじゃん』って言うんですよ」

水谷「おお～っ」

一蔵「まだ酔ってね～なコイツと思って、違う居酒屋行ってベロベロに飲ませて、『兄さん、マジで笑点じゃないですよね？』って言ったら、兄さんが俺の目を一点に見つめて『一蔵、おまえにだけは嘘はつかない。俺は、笑点メンバーじゃねえ』って、とんだ嘘つきじゃん！　とんでもねー嘘つき！　これね、宮治さんの時も同じパターンだったんです。仲いいんです、同期で。宮さんがメンバーに決まるちょっと前に一緒に飲んでて、『宮さん、違うの？』って言ったら、『ゾウ（一蔵）さん、俺はゾウさんだけには嘘つかねえ』って、嘘つきしかいねぇわもう！　世の中もう嘘つきだらけじゃん！　ホンットに！！」

水谷「みんなこう、目をまっすぐ見つめてそう言うわけですね？（笑）」

一蔵「それからですよ、俺が人を信じなくなったのは（笑）」　

「くにまる食堂」は平日朝11～13時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。