自律飛行・障害物回避技術搭載ドローンって何がすごい?
3月20日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、ゲストにSkydio合同会社代表の 柿島英和さんをお迎えして、自律飛行技術や障害物回避技術を搭載したドローンについてお話しいただいた。
文化放送・松井佐祐里アナ「まずは、企業プロフィールをご紹介させて頂きます。Skydioは、AIによる自律飛行技術や障害物回避技術を搭載したドローンを開発・製造するアメリカ最大のドローンメーカーです。そしてSkydio合同会社は、Skydioの日本法人であり、日本国内向けのSkydioビジネス拡大を支援している会社です。非GPS環境や磁界環境下での優れた飛行を実現するだけでなく、Skydio 3D Scanソフトウェア機能により、複雑な構造物もシンプルな操作で撮影し、高精度で忠実な3Dモデルを提供しています。改めて事業内容を詳しく教えて下さい」
Skydio合同会社代表・柿島英和氏「アメリカでドローンを開発・製造しているドローンメーカーになります。我々のドローンは何かを運ぶというものではなくて、カメラを搭載していてメインカメラ以外にナビゲーションカメラが6個付いていて、それを使って周囲を理解して自分で障害物があればよけながら飛行する自律飛行技術を実現している会社になります」
L is B代表・横井太輔氏「運ぶドローンではなく、周りの様子を見ながらぶつからないように飛ばす技術ですか?」
柿島「そうですね。それがあることでドローンを操作するパイロットの方の育成時間を大幅に短縮することができます。安全に継続的に使いたいという時にクラッシュリスクを抑えることができる利点があります。なのでそれを使って様々な点検ですとか、周囲の状況把握を展開していきたいというお客様向けにどんどん開発しています」
松井「強みはどんなところですか?」
柿島「自律飛行技術がワールドクラスということです。クラッシュリスクを非常に抑えられますし、カメラで見た映像をベースにドローンが飛行しているので、GPSが届かない場所ですとか、強い電磁場の環境でも使えるということで環境を選ばずに使うことができます」
横井「カメラを通して障害物との距離を自動的に計算してぶつからないような制御が入っている」
柿島「おっしゃる通りです」
松井「自律飛行型ドローン“Skydio”の最新機能を教えてください」
柿島「ドックですね。ドックというのは、ドローン1台を格納するドローンの基地みたいなものですね。これがあることによって、充電ができて、なおかつパイロットの人が現場に行かなくてもパトロールしたり、検査したりすることができる。自動化に向かって一歩踏み出した製品になっています」
横井「動画を見ましたけど、ドックからドローンが出動するところや、帰ってくるところはヒーローもののドラマみたいでかっこいいですよね」
松井「活用事例を教えてください」
柿島「マニュアルドローンですと、クラッシュリスクがあるので、近付いて点検作業とかが難しい領域があったんですけど、我々のドローンですと、近づいてきちっと点検ができます。主に使われているところは、橋や電波塔の点検や各種インフラの点検です」
「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報
L is B presents 現場DX研究所
月 20:00~20:30
『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…