マスク無しスタート でも何となく違和感漂う国会~ニュースパレード 山本香記者取材後記
文化放送をキーステーションに全国33局で放送中「ニュースパレード」(毎週月曜日~金曜日午後5時00分~5時15分)
その日に起こった最新の話題を中心に、幅広い分野にわたってニュースを紹介しています。昭和34年の放送開始以来、全国のラジオ局の強力なバックアップで、特派記者のレポート、取材現場からの中継など、今日最も重要なニュースを的確に把握し最新情報を伝え続けています。
文化放送報道記者として国会、官邸を担当し、日夜取材活動で活躍する山本香記者が放送でお伝え出来なかった話題を取材後記としてお届けします。
新型コロナウイルス対策に伴うマスク着用ルールが3月13日から緩和された。
個人の判断に委ねるという政府の方針に伴い、国会の景色も変わるのか。
3月13日に開催された参議院予算委員会では、岸田総理はじめ閣僚は全員マスクを外して出席した。
これまで答弁席に設置されていたアクリル板も撤去された。
一方、予算委員会のメンバー(議長を含め45人)のほとんどがマスク無しだが、脇に控える官僚や、政党関係者、国会職員、報道関係者はほぼ全員がマスクを着用と、対応が分かれた。
マスク着用緩和のルールについて、国会職員や政党関係者は、厚生労働省と衆議院、参議院がそれぞれ出しているルールに従って対応。
つまり電車や医療機関を利用する際はマスクを着用し、それ以外は個人の判断に委ねるというものだが、国会内で閣僚や議員以外の関係者のほとんどがマスクを外していないのが現状である。
国会内の部屋を順にのぞいてみると、どの部屋もマスク姿ばかり。外している人はほとんど見当たらない。
マスクをしている人に話を聞くと、「みんながマスクをしているから」、「外すタイミングがわからない」という声の他「花粉症だから」という人もいた。
そんな中、マスクを外してみたという野党の関係者に話を聞くと「ほとんどの人がマスクをしている中で外すとものすごい違和感がある」
別の政党職員は「外して国会内を歩くとみんなの視線が気になる」と言い、結局マスクを付けたそうだ。
立憲民主党の福山哲郎元幹事長も、参議院予算委員会で質問に立った時や記者会見ではマスクを外したが「マスクを外すと落ち着かない」と言い、質問や会見が終わるとすぐにマスクを付けていた。
政府が決めたマスクのルール。
閣僚や国会議員は率先してマスクを外したが、それ以外の関係者はまだマスクを外すのは時期尚早という考えか?
それともマスク生活3年余りのコロナ生活で慣れてしまったためか?
マスク姿であふれる国会内の景色が変わるのはまだ当分先になりそうだ。
そしてGoogleスマートスピーカー (#GoogleHome 、#GoogleNest )や、 androidスマホから聴けるようになりました。
「ニュースパレード聴かせて」と話し掛けてみてください。