「防災アワー」「旭市防災資料館」を訪ねて

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組
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3月12日の放送では、千葉県旭市の「旭市防災資料館」をご紹介しました。
東日本大震災から12年。
最大7.6メートルの津波が押し寄せ、死者行方不明者16人という甚大な被害に見舞われた千葉県北東部の旭市。

震災の記録を伝承していこうと、2014年にできたのが「旭市防災資料館
飯岡海水浴場のすぐ近く、九十九里ビーチラインにある「いいおか潮騒ホテル」」の1階東側にあります。

管理人の辰野順一さんが丁寧に説明してくれました。
こちらの時計は津波が押し寄せた時刻5時26分で止まったまま…「忘れじの時計

多くの命を奪ったのは地震発生からおよそ3時間後、3度目に押し寄せた津波でした。
第1波、第2波の津波のあと、片付けをしに家に戻り、津波被害に遭った方もいたそうです。

近隣の小学4年生を中心に防災教育の場としても開放されています。
今の小学生は東日本大震災の時はほとんど生まれていませんが、話を聞いて「津波の恐ろしさがわかりました」という手紙をくれたりするそうです。
千葉県内の人でも旭市がこれだけの津波被害に遭ったことについて、この資料館に来て「初めて知りました」という方も大勢いらっしゃるとか…。

また、海岸線の通りは空き地が多くなっています。
震災の被害で全壊したり大規模半壊などの家が取り壊され、もともと住んでいた人は様々な事情から他へ引っ越しをし、そのままの状態とのこと…。
当時堤防の高さは4.5メートルでしたが、今は6メートルに嵩上げされています。




海岸線4カ所には高さ10メートルほどの「津波避難タワー」が建設され、この防災資料館のある「いいおか潮騒ホテル」も津波避難ビルに指定され、緊急時には外階段から屋上に避難できます。


旭市防災資料館」の開館時間は午前9時~午後5時。
休館日は月曜(月曜が祝日の場合はその翌日)入館料は無料です。

機会があればぜひ訪れてみてください。

気象予報士 防災士 伊藤佳子




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