高野光司さん サッカー選手から銭湯の世界へ
「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー「10時のおとなりさん」の3月1日のゲストに、元風°呂サッカー選手(元プロサッカー選手)の高野光司さんが登場! 「第二の人生」と呼ばれるアスリートの転職についての思いとは?
高野光司さんは、18歳から24歳までプロサッカー選手として活躍。引退後の現在は東京都品川区大井町の銭湯「すえひろ湯」の代表として銭湯、サウナの魅力を発信している。
鈴木おさむ「なんでサッカー選手を辞めて銭湯をやろうと決めたんですか?」
高野光司「母方の実家が品川区の大崎で銭湯をやってたんですけど、昨年2店舗目を品川区内の大井町に出すことになり、店舗には親戚がいた方が安心するということで、ふらふらしていた僕をいとこが誘ってくれました」
鈴木「サウナブームでサウナがめっちゃ増えてるのに、銭湯は閉まってるじゃないですか。そこは銭湯にこだわりがあるんですか?」
高野「やっぱり銭湯で育った身なので、銭湯を軸にサウナがあるといいと思います」
坂口愛美アナ「いま悩んでいることってありますか?」
高野「いまサウナブームなので、若者が銭湯への先入観とギャップがあって悩んでます」
鈴木「銭湯への先入観ってどういうことですか?」
高野「サウナブームで銭湯に来られる方は、コロナ禍になってからの銭湯しか知らなくて、昔のガヤガヤした銭湯のイメージがないので、“銭湯は静かに入るもの”っていう先入観があるんです」
坂口アナ「あ~」
高野「僕が小さい頃は、知らないおじさんが話しかけてきたり」
鈴木「そういう感じだった!」
高野「徐々に、そういう銭湯に戻していきたいという思いがあります」
そして話題は、鈴木おさむが嫌いな「第二の人生」という言葉について
鈴木「高野さんもあまりお好きじゃないということで、それはなぜでしょうか?」
高野「僕の世代は“セカンドキャリア”っていうのが流行った時期で、色んな方に“セカンドキャリアは大丈夫か?”とか言われたんですよ。サッカーをやってても銭湯をやってても僕自身は変わってないんですけど、周りからしたら“元サッカー選手”なので、“早く辞めたんだ、可哀そう”という目で見られて」
鈴木「サッカー選手ってプロになっても辞める人が多いわけですよね。20代前半で辞める人はみんな何をするんですか?」
高野「子どもたちにサッカーを教えたり、サッカーがらみがメインですかね」
鈴木「それをメインでやろうという考え方もあったんですか?」
高野「それはまったくなかったです。僕の考えを押し付けてしまいそうだし、サッカーも時代によって変わっていくので、ついていける自信がなかったんです」
鈴木「なるほど。すぱっと割り切ったんだね。人生は一本だから、アスリートに“第二の人生は”って言うことがおかしいと思っていて。芸能界から転職した人も“夢破れた感”が強くなってしまって」
高野「そうですよね。“第二の人生”とか言われたら、自分はお腹いっぱい状態だな~って思っちゃいます」
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