【西武春季キャンプレポ】めげない気持ちを強く持って~7年目・鈴木将平、今年こそ~
熾烈な外野のレギュラー獲りに向けて「今年こそ」と意気込むのが、7年目の鈴木将平外野手だ。
松井新監督が「外野のレギュラーは白紙」と言うなか、外野のレギュラー争いは激しい。「ミスターライオンズ」栗山、盗塁王2度の金子、パンチ力のある打撃と守備力もある愛斗、左ひざ手術からの完全復活を目指す若林、新外国人ペイトン、ドラフト1位ルーキー蛭間、さらに川越、岸、高木、西川など、多くの名前が挙がる。そんなレギュラー争いに挑んでいるのが、今年7年目の鈴木将平だ。
現役時代は走攻守三拍子揃ったスタープレーヤーで、とくに足で魅せた松井新監督が掲げた今年のチームスローガンは「走魂」。チーム全体における走ることへの意識の高まりを鈴木も感じている。『(チーム内の走ることへの意識は)今までとは違う。ベースランニングからカバーリング一つとっても、最初厳しく見られていたのが、今は当たり前にできるようになってきている。それについてはみんなの意識が変わったなと思う。(自分も走る意識は)かなり強くなった。去年までは打たなかったら試合に出られない感じが強かった。今年はそれに加えて走塁・守備全部で勝負していくと思っている。そういう面では気持ちが変わってきた』
それでも『自分の一番のウリはバッティングなので、まずバッティングで結果を残すこと。それから自分は総合力で勝負できるようになりたいので、足なら若林、長打力ならペイトンや蛭間とかも飛ばすけど、そういう中で自分はいい勝負ができたらいいなと思っている。その辺は意識高くやりたいと思う。(バッティングでは)精度を上げるように意識している。確率をもっと良くするために意識はしているが、あとは実戦になってからそこのすり合わせをするので、もっと手数を出して振ってみてというのを感じてみたい』と話した鈴木。この話を聞いた翌日の紅白戦では、與座からライトへ文句なしのホームランを放ち、首脳陣に大きくアピールした。
去年は開幕1番スタメンの座を勝ち取りながら、結果が出ず5月に入りファームへ。7月に1軍復帰もヒットが出ていた夏場に新型コロナ感染ともどかしいシーズンだったが、鈴木は『うまくいかなかった時はたくさんあったけど、やっぱり何度でも、雑草じゃないが復活してこられたのはある意味自信になっている。今年も、ダメでもめげない気持ちをずっと強く持って、もちろんずっと1年間戦えるように意識して頑張りたい』と明るく話した。人懐っこい笑顔が今シーズンはたくさん見られることを、楽しみにしたい。(文化放送・高橋将市)
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