2月20日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!
今月のゲスト、タカラベルモント株式会社所属、東京ヴェルディホッケーチーム、及川栞選手をお迎えしてお届けしました。
このホッケーで、新しい波を吹かせようとしている及川さん。先週かけたBoss Bitch という曲の話になり…
普通ならあまりかけないようなワードの曲を選んだ理由について伺いました。
- 日本代表チームとして海外に行った事はあったけれども、2016年に初めて単身でオランダに渡った時に、1人でどのようなスタイルでプレイをしたらいいのかと迷っていた時に、最初日本人らしくいた(優しくて丁寧なイメージ)んですが、
あるとき試合後にピッチの上で、監督に1つ動画を見せられた。
それがプレイの動画かなと思ったら、プレイ中に相手と引っかかってガチャガチャとなってしまい、自分はスティックを持っていたけれども、相手のスティックが違うところに飛んでしまったときに、私が拾って相手チームに返したと言うシーンの動画だった。
私はそれを見て「ん?」と思ったけれども、「世界一の選手になりたいんだったら、こんなことをするな。ピッチの外では日本人らしく優しくあってもいいけども、世界一の選手を目指しているのであれば、ピッチの上では“ビッチ”になれ」と言われました。
こういうところで、相手に優しくすることで、その優しさが相手に隙を与える。そういうところを突かれたら、相手に“勝ち”を差し出している感じ。勝ちたいんだったら、ホーンが鳴るまで最後まで闘争心を出す。と言う意味で「ビッチになれ」と言う言葉を使われて、それが印象的に残っていたので、あの曲を選びました。と、及川さん。
日本人の美徳から言ったら、フェアプレーと違うじゃないと言われそうだけど、ほんとに勝負最前線で戦っているときの分かれ目では、1人しか生き残れなかったりしているときに、そういった判断が・・・。
レースでもリスクを抱えて100%持って戦って勝つと言うときにはその気持ちがなければ一位になれないだろうなぁと右京さんもコメント。
それがホッケーに対する捉え方、試合に臨む上での考え方を変えさせてくれた一言になったなぁと思って、そこからは試合前には必ずこの曲を聴いて、「ピッチでビッチになるぞ」と言う気迫がある。及川さん。
やっぱり、今の子供たちは「これできないから挑戦しない」とか挑戦してみてといっても「絶対できないできない」っていうのは、その時点で他の吸収したいと思っている子たち、同じ年代で世界でやってる子たちには劣ってしまう。
そこで良い方に調整していく、良い意味で言葉を噛み砕きながら伝えていきたいなと思います。
東京オリンピックは勝てなかったけど、パリを目指している…あれはどのように受け止めていますか?
- 勝利すると言うことがスポーツをやっている上で、1番の喜びだと思うので、勝てなかったのは応援してくださる人たちに良い報告、その喜びを報告できなかったのは、自分としても悔しいけど、残り10秒まで走りきったのは胸を張れるし、その戦ったということを伝えることができたのは、それを母国で日の丸を背負ってできたのは、何本にも変えられない良い経験になったと思います。
マイナースポーツとして卑下するのではなく、世界のチャレンジしていく中では、自分たちがピッチではビッチになれでは無いけども、そのように戦っていく感じ。
と言った、ピッチ上で戦う姿勢についてじっくり伺ったところで、お時間となりました。
リクエスト
M Fight Song/Rachel Platten(レイチェル・プラッテン)
2018年アジア大会で日本が男女初優勝したときに、女子桜ジャパンのチームでかけていた曲
Fight Songの英語の意味を噛み砕いて行くと、「1本のマッチでも爆発することができる。だから、1人1人の力が小さいかもしれないけど、それが1つになったときには、大きい力を発揮できるよ」と言う意味で、アジア大会の前の合宿からずっと聴いていた曲で初優勝につながったとか。
モチベーションの曲の1つになっていた、及川さんの中で思い出の曲だそうです。
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