ライター西谷格と鈴木おさむが語る 日本人が驚く中国事情
「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー「10時のおとなりさん」の2月22日のゲストに、中国事情に詳しいライター・西谷格さんが登場! 約6年間中国に移住した西谷さんが見た中国事情とは?
鈴木おさむ「初めて仕事で中国に行ったときは、なんの仕事だったんですか?」
西谷格「フリーペーパーの編集者として、『中国人の給料袋』というテーマで周りの中国人の給料について取材したり、あとは現地の変わったレストランをまとめたりしました」
鈴木「中国って僕も何度か行って、知れば知るほど不思議な国だと思うんです。共産主義のはずなのにすごい貧富の差が激しかったり、急にお金を没収されてしまう人もいたり。中国に行って、最初に感じたことはどんなことですか?」
西谷「みんな感情表現がストレートで、人懐っこい人が多い印象があります。日本人は遠慮して言わないこともどんどん言っちゃうので、日本人からすると“図々しい”とか“自分勝手”って思われちゃうんですけど、裏表がなくて良いと思いました」
鈴木「僕、“中国の国営放送に出る日本人のブッキングを手伝ってほしい”って言われたんですよ。あれ年間で出られる人数が決まってるんですよね?」
西谷「あー、そうでしょうね。あまり出すぎても良くないので」
坂口愛美アナ「へ~、そうなんですね」
鈴木「ビッグなタレントさんの名前を出して、“この人を仕込んでくれませんか? 一回でギャラ1000万円出せるんで”っていう感じなんですよ」
坂口「えー!」
西谷「なんでも大胆な感じはあります」
鈴木「中国のテレビっていっぱい人が見てるから、“出たいですよね?”みたいな感じで、そこを説明するのが大変でしたね。中国の人とお仕事をしてみて、どうですか?」
西谷「やっぱり日本人の感覚でいくとズレが生じることが多かったですけど、それも慣れてくると面白いと思ったりします」
鈴木「すごい不思議なのは、たとえば中国でコンサートをやるとき、セクシーすぎる衣装を着てるとストップがかかったりするんですよね」
西谷「基本的には日本より厳しいんですよ」
鈴木「文化も共通しているようで、意外と日本より厳しいんですよ。歌詞のメッセージとかも」
西谷「(表現の規制が)かなり厳しいですね。政府批判につながるものや、民衆を惑わすものはダメとか。何かとダメって言われます」
鈴木「すごい不思議な国だと思うんですよね。あれだけ巨大なビジネスが発展するのに、アメリカの映画で公開されないものがあったり」
西谷「別世界って感じですね」
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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