三井住友銀行の社会的有意義な決断 初任給5万円引き上げ
2月7日の「おはよう寺ちゃん」（文化放送）では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、三井住友銀行が2023年入社の初任給を5万円引き上げついて意見を交わした。
初任給引き上げを、金融業界だけではなく一般にも
三井住友銀行は2023年4月に入行する新卒の初任給を5万円引き上げる方針を固めた。大卒は24%上昇し25万5千円となる。みずほフィナンシャルグループ（FG）も24年に同程度上げる方向で検討。新卒との賃金逆転が起きないよう、入行数年以内の若手の賃金もあわせて引き上げる。三井住友銀の初任給上昇は07年に17万4千円から現在の水準にして以来16年ぶり。
「田中さん、このニュースはどうご覧になりますか？」（寺島アナ）
「こういった流れが金融業界だけではなく一般に広がる効果を考えると、良いんじゃないでしょうか。東京都内の最低賃金も上がってきて、数年前に時給1300円と見たら“けっこう高いな”と思ったのですが、今は高いとは思わないです。それくらい最低賃金も上がりましたし、物価の上昇なども加味して、三井住友銀行さんがこういうやり方をしたのは社会的に良いと思います」（田中氏）
「初任給が高ければ、いい人材も集まってきますしね」（寺島アナ）
「色んな技能を持った、専門的な知識を携えた若い人材が集まりやすくなります。銀行といえば、他の銀行と歩調を合わせがちなんですけど、今は銀行も色んな業務に多様化してますから、銀行ごとに初任給が違っても全然良いんじゃないかと思います。そういう意味では、三井住友銀行さんの動きは良いと思います」（田中氏）
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