竹中工務店が力を入れる3つの取り組みとは?
1月23日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、ゲストに株式会社竹中工務店東京本店技術部計画・情報グループの島田梨瑛さんをお迎えし、竹中工務店が力を入れる3つの取り組みについてお話しいただいた。
竹中工務店は1610年の創業以来、建築を専業とし、東京タワー、東京ドーム、福岡 PayPayドーム、あべのハルカスなど、ランドマークとなる数多くの建築物を手掛けている。
文化放送・松井佐祐里アナ「事業内容を教えて下さい」
株式会社竹中工務店東京本店技術部計画・情報グループの島田梨瑛氏「建築の企画計画から設計、生産からアフターケアまで一貫したサービスを提供しています。国内だけでなく、グループ会社がアジアやヨーロッパでも事業を展開しています」
L is B代表・横井太輔氏「島田さんのお仕事内容を教えてください」
島田「現場の業務のデジタル化を推進しています。日常業務で今まで紙ベースで行っていた指示・業務等がやはり重複することもありますので、業務をデジタルで管理・運用することで現場の働き方を改善することを目的としてます。あとは、各種システムの開発・展開・推進を実施しています」
松井「竹中工務店が現在、力を入れている取り組みは何ですか?」
島田「環境、まちづくり、建設プロセス改革に力を入れています」
松井「まず、“環境”という点で取り組まれていることを詳しく教えてください」
島田「当社は脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに自社の事業活動および当社が設計する建物の建設から運用、解体に至るライフサイクルでの二酸化炭素(CO2)をゼロにするという目標を掲げています。そのため、ゼロエネルギービルや、最近注目を集めている木造建築などの取り組みを積極的に進めています」
横井「“まちづくり”という点で取り組まれていることは何ですか?」
島田「当社は、まちづくりで社会課題の解決を目指す活動を“マチノベーション”と名付け、行政や地域住民、企業、NPOなど多様なステークホルダーとの対話や連携を図っています。中山道の宿場町“奈良井宿”では、複数の古民家を宿泊・飲食などにリノベーションした施設が2021年にオープンしました」
横井「マチノベーションというのですね。面白いですね。“建設プロセスの改革”についてはいかがですか?」
島田「建設業界では技能者不足と高齢化が深刻な問題になっています。BIMと呼ばれる建物のデジタルモデルを活用して生産性の向上を図っているほか、クレーンを遠隔操作する技術や、工事の進捗管理を効率化するアプリ、資材の運搬などをサポートするロボットの開発も進めています」
「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報
L is B presents 現場DX研究所
月 20:00~20:30
『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…