「20」や「18」の曲に負けない!? 「19」に関する名曲の数々

「20」や「18」の曲に負けない!? 「19」に関する名曲の数々

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1月15日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』の選曲テーマは「19(ナインティーン)」でした!

鷲崎健「我々の世代にとっては1月15日が成人式、成人の日だったんです。『二十歳』『20』で考えたんですけど、いや待てよ、と。成人年齢が引き下げで、(昨年から)18歳になった」

松井佐祐里「あ~、そうですね!」

鷲崎「18歳の曲も20歳の曲も山ほどあるんです。曲にしやすいんだと思うんですけど、じゃあ間をとって19で、と(笑)。でも19も意外とあるんだぞ、ということで、こちらからお届けしましょう!」

♪「19 (nineteen)」/岡村靖幸

鷲崎「曲が流れている間、ずっと歌っていました。僕と作家と(笑)」

松井「楽しそうな空間でした(笑)」

鷲崎「岡村靖幸さん、昔から大好きなんです。『DATE』というアルバムに収録されている、1988年の楽曲ですね。岡村さんが22、23歳ぐらいのときの。いまの感覚だとわかりづらいかもしれませんね、ビートにそのまま歌詞が乗っているような曲って。

80年ごろにサザンオールスターズが出てきて……やっぱりサザンは特殊。それまで楽曲が出てきて歌詞が聞き取りづらいなんていうことはそんなになかった。(岡村さんが)正統な後継者というわけでもないんですけど、サザンの歌詞におけるリズム哲学、リズム思想的なものと、なんていうんでしょうね……。あの時代の新しい若者の風景みたいなものを、やっとちゃんと歌にしてくれた人ですね。

いま聴いて歌詞が聞き取りづらいっていう人は別にいないと思いますけど、当時はありましたね。『歌詞カード見ないとわかんないじゃん』という声が。いろんな人が作ってきたJ-ROCKの歴史、変遷の中で、岡村さんの影響は90年代、その後に引き継がれたんじゃないか、という感じでございます。

ちなみに歌詞に『19歳』は出てこない。タイトルが「19 (nineteen)」だから、たぶん19歳だろう、と(笑)。じゃあ次の曲、聴いてください」

♪「十九の春」/大工哲弘

鷲崎「奥様とデュエットされていますね。『十九の春』はミス・コロムビアさんも歌われていて、ものすごく古い曲だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、1972年にシングルレコード化されたのが最初でした。

元曲が諸説あるんです。この番組でバイオリン演歌を特集したときにかけた添田唖然坊さんの『ラッパ節』というのが元なんじゃないか、という説も。メロディは沖縄民謡的なんですが、いわゆる古い琉球民謡の譜割りではない。新しい民謡を作ろう、みたいな運動が昔からあって、いろんな有名な民謡が合わさってこうなったんじゃないか、と言われています。

75年に田端義夫さんがカバーされて、全国的なヒットになった曲でございます。いろんなバージョンが存在しておりますが、大工哲弘さんのものをお届けしました。次はグッと明るい曲にいきたいと思います」

「Loving you Too much」/Berryz工房

鷲崎「息が上がっちゃいますね! ずっと歌って踊っていましたから」

松井「激しい、(こんなところ)見たことない……」

鷲崎「Berryz工房、29枚目のシングル『cha cha SING』のカップリングですね。なんとタイの曲のカバーソングなんです。タイにトンチャイ・メーキンタイさん、Birdさんと呼ばれる大スターがいて。その方の2010年の曲かな? タイでは知らない人がいないというぐらいの大ヒット曲だったらしいです。

いまは世界中でK-POP(が人気)ですけど、アジアの方はダンス好き! タイ・ポップもまとめて聴くとおもしろいんです。ダンス・ミュージックが本当に好きなんだなと。フロア、明かりガチャガチャの室内で踊るというよりは、外で踊る感というか。そういうのがあって、太陽を感じるハッピーな曲で。当時、Berryz工房ファンの間でも人気投票で1位をとったんじゃないかな? 本日、最後は(「19」関連で)いちばん有名な曲だと思います!」

♪「19 GROWING UP -ode to my buddy-」/PRINCESS PRINCESS

鷲崎「懐かしいし、本当にいい曲ですね! PRINCESS PRINCESSの4枚目のシングル、88年発売です。ドカンと売れるのはもっとあと。もともとオーディションで集められた、アイドルバンドだったんです。女の子で見た目がいい子を集めて、っていう。

最初はほかの人たちが作詞・作曲で関わっていたんですけど、バンドとしての自我、このバンドでちゃんと売れたい、企画ものじゃないんだ、という気持ちが強かったんだと思います。メンバーで『19 GROWING UP -ode to my buddy』を作ったことで、我々はこれでいけるぞ、と。日本で暮らしている女の子たちのリアルなラブソング、リアルな青春の歌というのを先に作ったから、伝説になったんだと思います」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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