1日に1億円の被害!巧妙化する特殊詐欺の手口を暴く…室井佑月もダマされかけた?
ちくま新書から著書「ルポ・特殊詐欺」を著した神奈川新聞記者の田崎基さんが1月13日の大竹まことゴールデンラジオに出演。室井佑月が騙されかけた体験などを交え、特殊詐欺の現状を伺った。
大竹「オレオレ詐欺など特殊詐欺の被害額ってどうなってるんですか?」
田崎「驚くべきことに1日あたり1億円近いんですね。だから年間でいうと350億円とか、ちょっとゾクゾクしますよね。」
大竹「詐欺にかかっちゃう方の年齢ってどのくらいですか?」
田崎「70代がマックスなんですけど、最近は騙される方の若年化というか60代も被害にあう傾向が出てきています。」
大竹「言ってみれば、詐欺が巧妙化して若い人でも騙されちゃう。」
田崎「あと、たぶん家にいる60代が増えているんだと思いますね。コロナのせいもあって。」
大竹「なるほど。詐欺の手口でよく言われてるのは、「あなたのお子さんが、会社の金を使い込んだ」とか…。」
室井「あと「事故を起こした」とか…。」
田崎「他には「妊娠させてしまった」というものありますね。」
大竹「そんなようなことを言われて、お金用意しないと大変だと。」
田崎「そこに弁護士が出てきたり、会社の上司が出てきたりして、今日中にまとめちゃえば処分は免れるんです、みたいなことを言われる。」
室井「こう聞くと「自分は騙されない」って思うけど、案外簡単に騙されちゃうの。もう随分大昔に私と〇〇さんで「美容に効くダイヤ」っていうのを騙されて買うところだったんだから。」
スタジオ「…」(苦笑)
室井「何笑ってるの! いや「数がない」っていうから、どっちが買うかって喧嘩して、その時間が長くて気づいたわけよ。私たち騙されてんじゃないって。」
田崎「そう、時間があったからですよね。特殊詐欺の犯人も電話を切らせなかったり、矢継ぎ早に電話したりして、冷静にさせない手口がよくあるんです。」
室井「でも情報も漏れてるんだよね。」
田崎「そう本名とか、息子さんのフルネームとか、住所とか、家族構成とか。おそらく何らかの名簿や顧客情報が流出したあげくなんですよね。」
大竹「仕組みについて教えてください。色々役割分担があるそうですが。」
田崎「“受け子”というのが騙されてる人のところに、キャッシュカードとかクレジットカードとか現金とかを受け取りに行く人。“出し子”というのは、そのカードを使ってコンビニATMとかで引き出す人。“かけ子”というのは、その前段階で名簿とかを使って騙す電話かける人。そういった末端の人達をTwitterとかで集めるのが“リクルーター”。この間に“ドライバー”とか“見張り役”とか、運搬を担当する“ライダー”などがいます。」
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