籠池夫妻の実刑が確定。青木氏「末端というか、周辺の悪みたいなものだけ削って、ものすごく風景が歪んでる」
1月13日の大竹まことゴールデンラジオでは、「森友」問題の籠池夫妻が最高裁が上告棄却をしたことで実刑が確定したというニュースを取り上げ、青木、室井、大竹がコメントした。
青木「籠池夫妻の上告が棄却された。これによって籠池さんが懲役5年。奥さんが懲役2年で確定するんですけれど、お二人は無罪を訴えていたのでお2人には主張はあるんでしょう。けれども、こういう結果になった。世の中は不公平だなと思うけれども、籠池夫妻がもしこういう犯罪に手を染めるような人たちだったとするならば、その夫妻をある意味で自分の熱心な支持者だということで、その人たちが作る学校に自分の名前を関するようなことを奥様ともども認めていた元首相夫妻の責任はどうなのかとか、あるいはそんな籠池夫妻が経営する学校に国の土地を払い下げようとしていた政府の責任はどうなのかとか、もっと言えばその過程で真摯な公務員が現場で、改ざんをさせられて命を落とし、かつ公文書が改ざんをされたっていうことの責任はどこまで取られてるんだろうかということを考えると本当の問題点が置き去りにされて、末端というか、周辺の悪みたいなものだけ削って、ものすごく風景が歪んでるなぁという感じが僕はします」
室井「力を使えるようになったって誰かの口利きとか、そういうのがあったら力が簡単に使えるようになったって言ったらそんなの人間であったらちょっと誤解しちゃうよね。これでいいんだって思うじゃない?」
青木「よく言うところのお主も悪よのぅじゃないですけれども、本当の悪、あるいは、本当の問題点はきちんと摘出されず、悪は悪でも付随してきた悪だけを司法が断罪する。これでいいのかと思いますよね」
大竹「籠池さんたちはこうやって刑を受けるわけだけど、もう一方で公文書が改ざんされた。公文書を誰がどうやって改ざんしたのかもわからない。しかも佐川さん(元財務省理財局局長佐川宣寿氏)は確か不起訴だった。やっぱり、今どの問題でも俺思うんだけど民衆主義だよなーって思うんだよね。それがなんかこの国の取っている方針で、それが、ちゃんと遂行されることがいいなぁと思うんだけど、この問題も含めて色々な問題でこれは民主主義になってるのかっていつも思うんだけどね」
青木「だから、こういう状況はなぜ生じるのかって根本を考えると、政治の右とか左とかっていうことを抜きにしても、政権の交代つまり水は留まると淀む。政権が変わるようなことがないとやっぱりなかなかこう水はこうきれいに入れ替わらない」
室井「変わるんだっていう緊張感だよね」
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