【第99回箱根駅伝】「今、自分の出来るベストを」青山学院大学・岸本大紀選手、レース後コメント

【第99回箱根駅伝】「今、自分の出来るベストを」青山学院大学・岸本大紀選手、レース後コメント

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第99回箱根駅伝。総合3位の青山学院大学。9区区間賞の走りで、チームを8位から3位に押し上げた岸本大紀選手(4年)のコメントです。

Q:9区というのは予定通りだったのか。
A:往路の中で走りたかったが、半年間足に痛みがありながら走り続けてきた中で、完璧な状態になることがあまりなく、正直厳しいと思った。最後までみんな信じてくれて、9区という形になった。往路の主要区間で走ることが自分の仕事だったかなと思う。

Q:後半、追う展開を脱却できずにいたが、気持ち的に奮い立つものは。
A:正直、先頭に関しては無理だろうなと思っていたので、前の方に集団がいたので、それを越せるなと感じた。(前の集団に)つかずにどんどんいって、行ける所まで行こうと、心理的にはプラスに働いた。

Q:前半から突っ込んでいたが、後半への不安はなかったか。
A:4年間で最後の箱根駅伝なので、やってきたことを出すだけだった。動かなくなっても、最後は気持ちで動かすと思っていたので、後半に残しておこうとは思わなかった。前半から攻めないと区間記録(前回9大会にて、同期の中村唯翔選手がマークした1時間7分15秒)は超せないと思っていたので、そういう意味でもあまり後ろのことは考えずに、今自分の出来るベストを出し続けたという感じだった。

Q:今大会ではメンバー外となった宮坂大器キャプテンとは給水のときとどのようなやり取りを?
A:「お前がヒーローだ」と言ってくれた。この学年には凄くお世話になったし、怪我が多くて申し訳ない思いが強かった。最後、キャプテンを胴上げしたかった。あの声掛けのおかげで、もう一度踏ん張ることができた。自分に力をくれたと思う。

Q:中村選手持つの区間記録に迫っていたが、最後原監督からかけられた言葉は?
A:あと何分という話があった。なかなか思うように足が動かず、去年のエースの方が強かったなという思いがある。

Q:4年生としての意地を見せられた走りだったと思うが、どうか。
A:前半攻めていたので、最後きつくなるのは分かっていた。きつくなったところで、どれだけ気持ちを出せるかという所だと思っていたので、4年間やってきたことをぶつけることができたと思う。

Q:横田俊吾(4年)と過ごしてきた4年間は。
A:中学校の頃から、よきライバルとして、友として、切磋琢磨してきた。高校は別々になってしまったが、意識しながら、彼がいるから頑張れるという部分もあった。まさか大学で同じチームになるとは思っていなかったので、本当に嬉しかったし、また四年間一緒に切磋琢磨できるんだなと思った。あれよあれよという間に4年間たったが、濃い時間を過ごしてきたなと思い、感謝の気持ちでいっぱい。彼がいたから自分も頑張れたし、つらいときは支え合うこともできた。感謝しかない。

Q:4年生は一人もやめなかった。どんな世代だったのか。
A:仲が良く、ライバルとしてお互いが意識し合うという良い関係だった。ただの仲良し集団というのではなく、兄弟のようで、他の学年には負けない絆があると思う。

Q:後輩たちへは。
A:圧倒的なチームになってほしいというのが一番。他大学も力をつけてきていて、今回もこうして負けてしまって、力の差を見せつけられた。来年以降、圧倒的な走りをして、強さを見せてほしい。

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