【第99回箱根駅伝】「オーダーの時点でバタバタしてしまった」 専修大学・長谷川淳監督、レース終了後コメント
主力を欠き、総合20位で第99回箱根駅伝を終えた専修大学。レース後の長谷川淳監督のコメントです。
Q:全体的に振り返って。
A:オーダーの時点でバタバタしてしまった。区間配置の時点で動揺してしまっていたのは反省するところだと思う。そんな中でも、1区の千代島(宗汰、2年)はスローペースながら目安の時間である2分以内を守ってくれたのは良くやってくれたと思う。2区のダンカン・キサイサ(2年)、3区の成島(航己、4年)も最低限のつなぎをしてくれた。4区の新井(友裕、1年)は1年目から苦しい箱根になったがそれの経験を力にしてほしい。3区の成島、5区の冨永(裕憂、4年)は最上級生として前を向いて終わる姿勢を見せてくれた。その姿勢は周りに刺激を与えてくれたと思うし、来年以降も専修のカラーとして繋げていきたい。
Q:エントリーを外れてしまった選手の状況は。
A:木村(暁仁、3年=箱根予選会日本人トップ)は8日前にコロナウイルスに罹ってしまった。熱も出ていてかなり厳しかった。高瀨(桂、4年)は不調で成島よりも悪い状態だったことが変更した理由。水谷(勇登、3年)も同じケースで予選会から故障が続いた為。その辺りのメンバーが出られないとなると厳しい。
Q:そんな中でも6区の粟江倫太郎(3年)は存在感を見せた。
A:そうですね。練習でも上り下りをしっかりとこなしていたので手ごたえもあった。力通りの結果を出してくれた。
Q:実力をしっかり出せていれば10位くらいまで行ける戦力はあったか。
A:毎年結果を出してくれる選手も多くなってきているので、そういった選手を次の年に繋いでいければ区間上位で行けるはず。だからこそ、故障に関してや体のケアの重要性を感じた。
Q:1、2年生にとっては良い経験になった。
A:出ていなかったところから3大会連続での出場は選手の大きな経験になったと感じている。100回大会に向けて結果にこだわって、シード権獲得を目標に据えて頑張っていきたい。主力はシードに向けて具体的に行動してくれたと思うが、3番手、4番手の選手にまで徹底できていたとは言い難い。体調やコンディションを崩しやすい選手も多かった。チーム内競争に勝つのももちろんだが、シードを睨んで動くことも必要。シード権を狙っていく意識をチーム全体で持ちながら選手選考が出来るようにしていかなければならない。具体的に言うと、本当は1区の木村のところに田島(洸樹、3年)を入れたかった。ただ入れようとしたところで田島がインフルエンザにかかってしまった。なので千代島を起用することにした。本当は調子も良かったので復路に回したかったのですが……。こんなにいくつも重なって起こるのかと。ここ1週間くらい毎日バタバタでした。
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