【第99回箱根駅伝】「ベストオーダーを組めていないところがあった」國學院大學・前田康弘監督、往路終了後コメント
第99回箱根駅伝。往路優勝も狙って挑んだ國學院大學は4位。國學院大學・前田康弘監督のコメントです。
Q:往路を振り返って
A:学生たちは勝ちたいと言っていたが、ベストオーダーを組めていないところがあった。2区に大砲がいるわけではない中、1区で前に行ってレースを進めたかった。(1区12番スタートで)後手に回った中で、平林(清澄、2年)もよく仕事はしてくれたが、中央・駒澤・青学の3校で争う形になってしまったので、自分たちが描いていたストーリーとは違う形になってしまった。
Q:ベストオーダーを組めなかったというのは?
A:(4区予定の)中西(大翔、4年)があまり良くなかったので、急遽藤本(竜、4年)を持ってきた。本当に組みたかったオーダーとは異なった。明日もどうするかという感じ。
Q:1区は?
A:スローになるかなとは思っていたが、思いのほか後半来なかった。1年生でとは言っても、中央の溜池(一太)くんはしっかり走っていたので、まだまだ力不足ということだと思う。
Q:往路優勝の期待もある中で臨んだが?
A:展開や流れが向かず、まだその状況を変えられる選手がうちにはいなかった。近藤くん(青山学院大4年)や田澤くん(駒澤大4年)のレベルまで行かないと厳しかった。箱根駅伝は2区でエースが来るので、そこが抜けている3チームが今回上位に行ったと思う。
Q:2区の重要性
A:来年は田澤・近藤が卒業するので構図は変わると思うが、吉居大和が台頭してきたので中央が狙いに来ると思う。来年うちは、平林か伊地知(賢造、3年)のどちらかで行くと思うが1時間6分台の走力がないと後手後手に回る駅伝になってしまう。なので5区でひっくり返すレベルの選手がいないと、繋ぐだけでは今回のような4位くらいで終わってしまうのかなと思う。
Q:復路について
A:4分差があるので、1km以上距離が開いている。駒澤大などの走力を考えると、アクシデントが無い限りは中々埋まる差ではないかなと思うが、何が起こるか分からないのが駅伝なのでしっかり前を追うのみだと思う。ただ、6区は山の区間なので、しっかりタイムが取れる。島﨑(慎愛、4年)がしっかり下ってくれて、7区からもう一度前が見える展開になっていれば面白い。後ろに23秒差で早稲田大学が迫っているので、お尻に火がついている感じがある。
Q:来年以降も見据えた上で、目指す所は?
A:表彰台を目標に1年間やってきており、出雲・全日本と達成できた。今回、往路4位ということで、まだ目指せる位置にあるので、目標を捨てずに(青山学院大との差1分58秒を埋めて)是が非でも3位を取りに行くという強い気持ちを持って臨みたい。そこを達成しないと、なかなかそれ以上上の位置は見えてこない。若い選手たちを投入すると思うが、その選手たちが経験値を積みながら、しっかり結果を出してくれたらと思う。
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