箱根駅伝 山梨学院大学 「タスキ is  Heavy!」

箱根駅伝 山梨学院大学 「タスキ is Heavy!」

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12月14日、山梨学院大学の箱根駅伝に向けた取材が行われた。

タスキが2大会続けて復路鶴見中継所で途切れている。

前回9区の石部(当時3年)が懸命に前を追って鶴見中継所手前の側道に入ったとき。
既に10区篠原(当時3年)は繰り上げスタート。その姿はリレーゾーンになかった。
タスキをつなげなかった時の悔しい気持ちは経験したものでなければ分からない。
その時のことを石部はよく覚えていないという。

山梨学院は最近は復路で苦しんでいる。2大会連続復路成績は20位だ。
これを打開するために飯島監督は予選会終了後に復路に特化した練習を何人かの選手に課した。

主将で苦労人の伊東大暉(4年)は往路を走りたい希望があったそうだが、
毎年やられている復路でどうしても主将の力が必要だと飯島監督から諭され、
「自分が誰かのために走ると思えばより以上の力が出せる」と復路特化練習に取り組む。

飯島監督が気を使っているのが、意外にも「タスキリレー」だ。
特に二人の留学生、ムルア(4年)とムトゥク(1年)は
今大会が「タスキリレー」初体験だ。
タスキをかけて「絞る」という作業をして、端をパンツに入れるのだが、
この「絞る」という動作を忘れる選手が時々いるという。
当然走っている途中でずれてくる。

かつての大会で使用した本物のタスキを使って練習をするのだが、
1年生のムトゥクは苦戦して、結局走っている途中邪魔になって、
タスキを肩から外し手にもって走った。
本人は「本番は大丈夫」というが、なぜタスキを外して走ったのか聞くと答えが、

「タスキ is Heavy」

周りの選手から「そんなことあるかっ!」「重たいの意味が違うだろっ!」と
ツッコミが入って笑いに包まれる。

そう、「タスキ」が「重い」のは間違いない。

山梨学院大学恒例の学内壮行会 多くの学生&関係者が集まりました。
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