日刊スポーツ映画大賞 新人賞を受賞した河合優実がゲストで登場!衝撃の話題作『PLAN 75』の演技について語る!
12月28日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)は大竹まことが冬休みのため、水谷加奈(文化放送アナウンサー)、いとうあさこのコンビでお届け。日刊スポーツ映画大賞で新人賞を受賞した河合優実をゲストに迎え、新人賞の賞状を手渡し、『PLAN 75』について水谷、いとう、河合が語った。
今回、日刊スポーツ映画大賞で新人賞を受賞した河合優実は『冬薔薇』『PLAN75』『ある男』『女子高生に殺されたい』など、今年様々な話題作に出演した。特に『PLAN75』について、水谷といとうは語りたいことが山ほどあるという。
映画『PLAN 75』は75歳以上の高齢者に対して自らの生死の権利を保障し、支援する制度「PLAN 75」の施行に伴う制度の対象者たちや市役所の職員、スタッフの苦悩を描いた作品。河合は「PLAN 75」側のコールセンター勤務の女性役で出演していた。
いとうあさこ「倍賞千恵子さん演じる角谷ミチさんが、「プラン75」を受け入れていくための悪く言うと誘導者だよね。最初は声だけで、コールセンターだから出演だったじゃないですか。あの時の挨拶が「短い間ですが、よろしくお願いします」って明るく言ったの。その言い方がめちゃくちゃ私ドキッと来たんだよな。優実さんの言い方が、多分若いしこの制度のことを仕事としてやってるって事だもんね」
河合優実「多分そうですね。監督とも話したんですけど、やっぱりこっちもコールセンターに出ている時も私服だし、多分バイトというか、派遣社員、非正規で、何に加担してるかあまりわかってないまま仕事として淡々とやってる子なのかなと」
水谷加奈「その後のまた電話のシーンでまた違うコールセンターのスタッフとして、違う意思で応じてるシーンがあってね、そこがまた面白いんですよね」
いとう「だからこう段階踏みますもんね。短い間、数日だけど、電話を決められた時間、短い時間だけど」
河合「最初の声だけで出演する最初のシーンはかなり監督にもっと営業的にもっと笑顔の声でっていうふうにこう直されて、ザ・コールセンターって感じでって演技指導されました」いとう「それが私、すごい表現ですよね」
水谷「難しいですよ。営業の声を演じるって難しいですよね。」
河合「でも私コールセンターでバイトしたことがあって」
いとう「まさかの!まさかの実体験!経験って1個も無駄にならないと言うけれど。そのあと、何がかは言わないとしても倍賞さんとあった時に、優実さん側は、ウーロン茶かな、お茶みたいな味気ない本当に仕事できて頼むものを飲んでたんだよね。倍賞さんは思い出の飲み物を飲むんだけど、優実さんの方は本当に細長いグラスにストロー刺さってたから絶対お茶でなんか茶色かったのよ。なんかそういう仕事の中で進んでいくのに、やっぱりだんだんこう自分のやってることに気づいていく流れを描いてる。登場時間が言ってもちょっと短いじゃないですか?」
河合「短いですね。撮影もそんなになかったです」
いとう「そうなんだ。後半の中でその変化をつけていくっていうのが難しかったですか?」河合「そうですね。出演シーンがあんまりない分、その変化をどういう坂の角度でつけていくかっていうのが難しいんですけど、すごい倍賞さんに影響されてというか」
水谷「なんか言われたりアドバイス受けたりしたんですか?」
河合「それもあったんですけど、なんかこうさんの倍賞さんの声を聴くことが、大事になってくる役だったんですけど、声を聴くだけですごく感動できたので、そのパワーを使わせてもらってっていう感じでしたね。本読みの時に初めてお会いして、そこでちょっと電話のやり取りをやってみたんですけどもその時から既にすごい心が動いてましたね。なんか感動するんですよね。やっぱり」
いとう「もう途轍もなかったもんね映画見てても」
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