東国原英夫氏が宮崎県知事選挙で破れた理由とは? 根強く残った1期で退任した不信感
2022年12月25日に行われた宮崎県知事選挙は、無所属の河野俊嗣氏が、元知事でタレントの東国原英夫氏を抑えて当選しました。経済評論家の上念司さんと寺島尚正アナウンサーが、東国原氏が敗れた宮城県知事選について意見を交わしました。
東国原氏を応援した経営者も一定数いた理由は?
25日に行われた宮崎県知事選挙は、無所属の現職で自民党と立憲民主党の各県連と公明党が推薦し、社民党が支持した河野俊嗣氏が、元知事でタレントの東国原英夫氏らを抑え4回目の当選を果たした。河野氏が25万8646票、東国原氏が23万5602票、スーパークレイジー君が7679票という結果だった。河野氏は広島県出身の58歳。1988年に旧自治省に入ったあと宮崎県で総務部長や副知事を務め、2010年の宮崎県知事選挙で初当選した。選挙戦で河野氏は、家畜の伝染病、口蹄疫への対応など3期12年の実績をアピールした他、物価高騰などの影響で落ち込む地域経済を活性化し県民の暮らしを守るなどと訴え、自民党や公明党の支持層や無党派層などから幅広く支持を集めたという。
「事実上の一騎打ちで河野氏が当選。この結果を上念さんはどう感じました?」(寺島アナ)
「思ったよりも票差が開かなくて、やっぱり東国原さんはまだ人気があるんですね。もっと相手にならないかと思ってたんですけどね。もうちょっと活動して、もう1回やれば勝てるかもしれないけど…どうかな?やらないかな?河野さんは「経済を活性化し」と言ってるんですが、実際には宮崎県は県民所得が下がってるらしいんですよ。それが「ちょっとどうなの?」っていうところで、今回東国原さんを応援した経営者の方も、そこそこいたと聞いてます。」(上念氏)
東国原氏の敗因についてスポーツ報知は、2011年に1期で退任した不信感が根強かったと伝えている。東国原氏は地元の声を聞く中で、なぜ1期で辞めたのか、県民として裏切られた気持ちだったと、叱りの言葉を受ける機会も多かったという。
「これはスポーツ報知が言ってる通りじゃないですか。もし辞めていなかったらもう楽勝で、今回5期目で多選批判が出るぐらいだった可能性もあったわけですよね。なんで2期目に出なかったのか思い出してみると、東国原さんはあの時ものすごい人気で、中央政界に進出するんじゃないかという感じで、一回議員になりましたが、その後は続かないみたいでしたね。それがちょっと良くなかったのかなと。やっぱりちゃんと、宮崎県で実績を積んで、満を持して、地盤を固めての、国政チャレンジとかするべきで、1期でやめたら投げ出したっていう風に思っちゃいますからね。」(上念氏)
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