母校はセンバツ優勝!西武ドラ3山村崇嘉『憧れの筒香の打球を目指して』【若獅子インタビューvol.1】
東海大相模高から2020ドラフト3位で入団した山村崇嘉。
先月高校を卒業したばかりの18才だが、イースタン・リーグ公式戦にもほぼ全試合フル出場と、首脳陣からの期待値も高い右投左打の内野手だ。
4月6日、CAR3219フィールドでの日本ハム戦では、6回裏に生田目投手からファーム公式戦で自身プロ第1号となるホームランをレフトポール際に放った。「打った瞬間に、これはフェンスを越えるな、と思いました。入った瞬間は本当にうれしかったですね。」と笑顔で振り返る。公式戦開幕前の春季教育リーグ、3月2日のマリーンズ戦でもホームランを放っているが、これもレフト方向。逆方向への長打を「意識しています」と言い切るルーキーにそう思ったきっかけを尋ねた。
「ベイスターズ時代の筒香選手(現タンパベイ・レイズ)のレフト方向へのホームランを見て、すごくカッコいいな!と思って憧れていました。自分もあんなホームランが打ちたいな、と。強い当たりをレフト方向に飛ばしたい、プロに入る前からずっとそう思っていますので、バッティング練習でもその点は意識して取り組んでいます。」
ホームランだけでなく、二塁打、三塁打も広角に打ち分け、アピールを続けている。
順風満帆でプロ野球人生のスタートを切ったようにも見えるが、本人のなかではまだまだ課題の方が多い。
「打撃面では三振が多いこと、これが課題です。高校時代は、あまり三振をした記憶がないんです。でもプロの投手はやっぱりレベルが高いなと実感しています。内野ゴロなら全力で一塁まで走れば相手のエラーが起きるかもしれない。でも三振では何も起こりませんから。三振は減らしていかなければと思っています。あとは打率をあげること。まだまだ打率が低いので。」
一方、守備面でも課題を実感する毎日だ。
「ほとんどの試合でショートを守っていますが、プロ入り前はサードを中心に守っていました。高3夏の甲子園(交流試合)ではショートで出場しましたが、ショートを守っていたのは高3の夏だけなんです。ショートの難しい点は、何といってもゴロをさばく際の足の運び方。うまく足を運ばないとエラーをしてしまう。エラーは失点につながってしまうので、重点的に練習しています。」
そんな山村に4月1日、嬉しい知らせが届いた。
母校・東海大相模高が春のセンバツで優勝したのだ。
「正直に言うと、日本一は難しいのかな、と思っていました。冬の間に相当頑張ったんだな!と思います。自分たちが果たせなかった全国制覇を成し遂げてくれて、本当にうれしいです。後輩たちのたくましい姿を見て、自分も頑張らなければ、と刺激を受けました。」
今後の山村の奮闘に注目だ。
【山村崇嘉(やまむら・たかよし)選手プロフィール】
2002年9月28日生まれ(18歳)/180㎝・86kg/右投げ左打ち/内野手/東京都出身/東海大学付属相模高等学校中等部~東海大学付属相模高校/2020年ドラフト3位で西武入団
関連記事
この記事の番組情報
文化放送 ライオンズナイター
火~金(10月〜3月) 17:50~17:57
群雄割拠の様相を呈するパシフィック・リーグ、王座奪回を目指す埼玉西武ライオンズの試合を中心に放送! 今シーズンも「吼えろ!ライオンズ 叫べ!文化放送ライオンズ…