松居大悟監督、手掛けるフィールドはバイプレイヤーズから子供番組まで!
12月6日の「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー、「10時のおとなりさん」に、
映画監督で劇団ゴジゲン主宰の松居大悟さんが登場!MVや映画、テレビドラマなど多彩な作品を作られている松居監督と、映画大好きな高橋優さんとの間で熱いトークが繰り広げられた。
高橋優「松居さんは仕事で影響を受けた方がいらっしゃるとか?」
松居大悟「テレビ東京で『バイプレイヤーズ』というドラマをシーズン3までやったんですが、そのドラマを最初にやりたいと言って下さったのが大杉漣さんで、僕は青春モノだったりとか、近しい世代の人たちと一緒に作ることが多かったんですけど、この作品の出演者は父親より上の世代だったので、そういう人たちが凄く現場を愛して、そして愛されてっていうところを見てた時に、自分もそういう風になりたいなと思いましたね」
高橋「『バイプレイヤーズ』って視点も素晴らしいじゃないですか、普段は助演している役者さんが主役になって作品を作るとか。この作品に出られている役者さん全員大好きなんで、『バイプレイヤーズ』という、そのテーマが大好きで、拝見させてもらってたんですけれども、現場はどんなムードなんですか?」
松居「遠藤憲一さんとか松重豊さん、光石研さんとか、みんな集まると何というんですかね、うるさいんですよね(笑)」
高橋「うるさい?(笑)」
松居「話を聞いてくれないというか。とにかく、各作品にバイプレイヤーって一人なんで、勢揃いすることは本当にないんですよ。それが勢揃いできたことで若干はしゃいでて、台本から逸れて好き放題やったりするんですけど、結局撮れたものは自分が思い描いていたものより面白かったりするんで、『やっぱりスゴイな、この人たち』って思いますね」
高橋「へえ~っ! そんな松居さんは、今年の4月からNHKのEテレで「おかあさんといっしょ」の人形劇『ファンターネ!』の脚本を担当されているとか。『バイプレイヤーズ』から『ファンターネ!』って、凄い振り幅ですねえ(笑)」
坂口愛美アナ「『ファンターネ!』は『にこにこぷん』とか『ドレミファ・どーなっつ!』のような人形劇ですよね? 対象は何歳ぐらいの子供たちですか?」
松居「対象は3歳から5歳では一応あるんですけど、でも僕自身はわりと5歳超えても観ていたので、そういう意味では今『ファンターネ!』を観ている子たちが、10年20年経った時に、僕にとっての『にこにこぷん』になるのかと思うと、ちょっとこう背筋正さねばと思うのと同時に、面白いのにしたいんですけど、まだ1年目なんで世界観を壊すわけにはいかないというか、ちょっとそこの狭間で葛藤してますね。わかりやすくした方がいいしとか、今、多様性の時代なので、そういうのもテーマだったりするんですけど……」
高橋「難しそう~っ!」
松居「いや~、そうなんですよね。バレリーナになりたいライオンの男の子とか、女の子のカッパのみももとか、無性別の植物のやころとか、車椅子に乗ったカマキリのマーキーさんとか、5分間の中でルールを守りながら出来るだけ新しい令和の人形劇にしなければ!という葛藤ですね」
高橋「そんな多岐にわたる活動をされている松居さんの、将来の夢は?」
松居「今もわりとやりたいこととかやってはいるので、映画を大きい規模でやれるようにとか、テレビドラマをやれるようにとかあったりするけど、自分にとっては「ゴジゲン」という劇団が拠点なので、そこを続けられるようにと思ったりしますね」
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