11月28日(月)ONAIR分 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!
今月はセパタクロー元日本代表で「東京ヴェルディセパタクローチーム」GM の青木沙和さんにお話を伺っています。
セパタクローをやっているときの、当時のモチベーションは?
どういう風にして自分を鼓舞していたのでしょうか?
そして、引退をして今の自分のモチベーションは?
ー 当時のモチベーションは、日本では負けなしの時代が続いていて、日本代表にはなれた。最初の大会でメンバーにはなれて、先輩たちが活躍してメダルが取ることが決まっていた。当時、タイが1番強くて、そこに勝てればメダルの色が変わったんだけれども、ほぼ自分が狙われて負けた。狙われている間、真っ白になったし、周りの声も聞こえなくなった。それがすごいショックだったけど、選手村から帰ることができず、先輩が「今度は自分の力でメダルを取りなさい」と言ってくれたり、悔しいと言う気持ちが勝っていて…日本代表にはなれたけど、そこからがスタートで世界の舞台で、あの人たちと一緒に戦いたいというのがモチベーションになりました。
4年に1度区切りはあって、メダルを目指しますが、東南アジアのチームとやり会えていることが楽しかったし、それが1番のモチベーションだったと思います。
スポーツは残酷だからねと言う、右京さん。
弱点があると思ったら、容赦なく狙ってくしね。笑
だから強くなっていくんだけど、そこに行くまでに、辞めたいと思った事は…?
― 辞めたいと思った事はなくて、性格的にも後を振り向かないタイプ。次、次へといくタイプ。やればできると言うのは自分でわかっていたので、もっとやろうと自分の背中を押してくれた。
右京さんも、負けず嫌いの方が上を目指そうと言う気持ち、そういった部分はアスリートにはみんな共通している部分だよね。と共感していました。
セパタクローは、アジア選手権のレベルといっても、まだ発展途上だからメジャーじゃないと言う意味でのコンプレックスは?もっとメジャーにしたいと言うそういう気持ちは?
― コンプレックスと言うと、当時代表チームで行った時に、他のチームはそれでお金を稼いでいる。ユニホームを交換しようよと言われるけれども、でもわれわれはユニフォームを買っているから、渡せないな・・・と、そういうジレンマはありました。今は提供してもらったりしていますが。と、言う意味で、他の国と比べると、他の国の選手から言わせると「お金も稼げないのに、なんでセパタクローをやっているの ? 」って言うのを言われた事はあります。ただそれは自分の中で日本代表と言う自負をしてやっていました。
マイナーでそういう思いもしたけれども、今はその普及と言う意味では、GMになったことで、子供たちに対してのイベントだったり、体験会だったり増えてきているので、東京ヴェルディの名前で活動させてもらえるので、「サッカー上手になるためにセパタクローと言うスポーツがあるんだよ。リフティングやると、トラップが上手くなるよ」と言う入りで、セパタクローを少しずつ知ってもらえたらいいなと思います。まずは知っている人・やったことある人を少しずつでも増やしていくことが、今の私の目標、1つの楽しみでもあります。
右京さんが、当時の話として・・・
F1ドライバーになりたいといっても「なんだそれ?暴走族の槍玉か?」みたいなことを言われ、クレジットカードも作ることができなかった。今、ドライバーの平均年収は何千万ももらえたり。今は、自転車を応援しているんだけれども、自転車の選手はプロじゃなくて、ご飯食べるには競輪するしかなかったから・・・。ただ世界ではツール・・ドフランスに出たりすると億もらえるとかね。
セパタクローもヴェルディが総合スポーツをやっていたら、才能ある子が言ったら絶対強くなるよね。と、他のスポーツ界の現状についてコメントもありました。
― いろんな競技をやっている人が横でつながることもあるので、そういったことを少しずつ広めて、その子が5年後10年後、あのスポーツをやってみたいなーって思ったら嬉しいなと思います
日本では、パイオニア的存在だから、次の役目みたいなのがあるかもしれないですね。
青木さんの今後の目標は?
ー セパタクローでは2つあります。
1つはアシスタントコーチとして来年のアジア大会と2026年の愛知で開催される大会、そこで女子チームがいいメダルを取る事は目標の1つです。
もう一つは、東京ヴェルディセパタクローチームでスクールをやったり、子供たちの受けれるスクール活動をして、小学生や小さいうちから触れてもらえる機会を作るのが目標です。
最後になりますが、リスナーにメッセージをいただきました。
― 私がよく思っている事は、何でもやってみようと言う気持ちが大事だと思っていて、少しでも気になったら行動してみたりやってみたら、その先に必ず出会いとか新しい発見があると思います。それがつながっていって何か形になったりするので、「やってみようと言う種をまいて、いつかそれが花になって咲いたらいいな」と思っているので、やってみようの精神でトライしてみてください。
青木さんのこれからのご活躍、期待しています!
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