ビッグデータや電子カルテで効率化!介護業界のDXの現状とは?

ビッグデータや電子カルテで効率化!介護業界のDXの現状とは?

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11月14日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、社会福祉法人 涼風会 特別養護老人ホーム柏きらりの風、涼デイサービスセンター理事・施設長の宇佐美さくらさんと、副施設長の岡田卓也さんに出演いただき、介護業界のDXの現状と課題についてお話しいただいた。

L is B代表・横井太輔氏「幼稚園と高齢者施設、幼老複合施設の良い所はどんな所ですか?」

岡田卓也氏「高齢者施設は静かなイメージがあるかと思うんですけど、そこに子供たちがワーワーキャーキャー楽しく遊んでいることで、施設全体が明るくなったりだとか、雰囲気がものすごくよくなりますね」

文化放送・松井佐祐里アナ「DXの視点で取り組んでいることは何ですか?」

岡田「デジタルカルテの導入とビジネスチャットの導入を始めました」

松井「デジタル化が必要だと感じられていたのですか?」

宇佐美さくら氏「今年になって、介護業界のICT化に基づいて、県や市から助成金が出るようになりました。それもタイミング的に良かったのかなと思いました。介護の仕事は、記録に対しての時間がものすごくかかるんですね。そこの記録の部分だけでも業務を改善できないかという所で、導入しました。ビジネスチャットの方でも、情報共有がすごく難しいので、そこを改善したいと思いまして、導入させてもらってます」

横井「科学的介護情報システム“LIFE”というものがあるんですよね。これについて教えてください」

宇佐美「簡単に言うと、エビデンスに基づいた科学的介護というもので、厚労省が始めた取り組みだと思うんです。介護のやり方って、正解がないんですよね。1人1人病気も違いますし、育ってきた環境も違う。そうした中、どうやって介護のやり方を決めてるかといったら、ベテランの介護職員ややり手のケアマネージャーといった、なんとなく声が大きい人のやり方についていくというものなんです。でも、それって、どうしてもブレが出てきてしまう。“LIFE”でいろんな方たちの介護状況のデータを取ることで、ビッグデータが集まるんですね。それを集めたところで、この人にはこういった介護をしようというものが出せる。それが作っていけたら、介護はもっともっとスピードをもってやっていけるんじゃないかと思うんです」

岡田「今はビッグデータを取ってる最中なので、運用としてはこれからになります」

横井「DXを進める上で、大変な点はどんな所ですか?」

宇佐美「介護施設の職員というのは、10代~80代までいるんですね。同じ職場でそれだけの年齢層が働くのは珍しいと思うんですね。そういった人たちにわかりやすくDXを説明したり、覚えていってもらうことはなかなか時間がかかる作業かなと思います」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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L is B presents 現場DX研究所

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月 20:00~20:30

『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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