「茨城」をテーマにした選曲でスタジオが「謎」に包まれる!?
11月13日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』は「茨城」でした!
鷲崎健「『なぜ(このテーマ)?』って聞かれるから、最近『なぜ?』で選曲しちゃうの。きょう『茨城県民の日』なんだって。前回が大阪だったでしょう? 調べたら来週(11月20日)は『山梨県民の日』。これを続けていくのはしんどい(笑)! 来週からはなんの意味もなく選曲するかもしれない」
松井佐祐里「わかりませんけどね(笑)」
鷲崎「茨城にまつわる曲とかをお届けしたいと思います。出身有名人といえばこの人だ、という方はいらっしゃいますか?」
松井「誰でしょうね……、ねば~る君? 納豆の妖精」
鷲崎「いますねえ(笑)。……1曲目は松居直美さん! 『松居直美』さんとしてもリリースしていらっしゃるんですけど、今回は『よせなべトリオ』というグループを組んでいらっしゃったときの曲をお届けしましょう」
♪「大きな恋の物語」/よせなべトリオ
鷲崎「知っている人は知っている。フジテレビ系で萩本欽一さん出演の『欽ドン!良い子悪い子普通の子』という番組がありまして。その中で『良いOL悪いOL普通のOL』というコーナーがあり、そこに出ていた3人ですね。松居直美さんが普通のOL・フツ山くん、生田悦子さんが良いOL・ヨシ山くん、小柳みゆきさんがワル山……という3人で。
番組、コーナーのヒットに相まってレコードデビュー。よせなべトリオのこの曲、オリコン8位まで上がったんですね。16万枚を超すヒット! 当時で考えても大ヒットでしたね。『欽ドン!』観ていない子供いなかったし、それなら大人も観ていたんだと思いますし。知らなかったんですけど、今回調べて、当時の松居直美さんが中学3年生だったと。学校の関係もあるから松居さん抜きで出られていることも多かったらしいですね。
松居さんは個人でもレコードを出されていて、デビュー曲は武田鉄矢さんが歌詞を書いていたはずですよ。気になった方は調べてみてください。続いてはこの方、栃木県生まれですけど茨城県育ちでいらっしゃいます」
♪「ビタミンCM」/渡辺徹
鷲崎「フルでかかったので、興味を持った方も……ねえ!?」
松井「はい……(笑)」
鷲崎「お買い上げされるんでしょうかねえ!? 正直、これをなぜ持っているか、自分でも謎です(笑)」
松井「おもしろい曲でしたね」
鷲崎「1991年(発売)でしたっけ。何言っているかわからないキッズもいたと思いますけど、我々の世代だったら、『あのCMのアレだ』みたいな言葉がいっぱい入っている……不思議な曲でございます。やさしい顔で見るじゃないですか(笑)」
松井「未知のものを受け入れるという表情です(笑)」
鷲崎「偉い(笑)。続いて菅原文太さんの曲です。文太さんは茨城出身ではないんですけど……最後まで聴いてもらってからしゃべりましょうか」
♪「「仁義なき戦い」の果てに -死にそこねた男のモノローグ-」/菅原文太
鷲崎「理解しようとしてくれていますね(笑)」
松井「はい」
鷲崎「『仁義なき戦い』といえば、ご存じだと思います、深作欣二監督が茨城出身でして。この曲も深作欣二さんが作詞・構成となっております。『仁義~』が売れすぎてそのイメージの強い方が多いと思いますけど、割と、なんて言うんでしょう。なんでもないけどジンとさせる、みたいなものもたくさん撮っていらっしゃいまして。
『道頓堀川』『上海バンスキング』なんかもそうですね、有名どころだと『蒲田行進曲』とか。あと『おもちゃ』という映画、僕は好きでしたね。ご興味を持った方はぜひぜひ……あと、この曲を手に入れようとするとね……すごく高い(笑)。聴けた人はラッキーです。お次は茨城が舞台の曲、いくつかあるんですが、こちらを聴いていただきましょう」
♪「筑波山麓合唱団」/デューク・エイセス
鷲崎「いかがですか。どんな気持ちになればいいですか!?」
松井「私のセリフです(笑)」
鷲崎「この曲、じつは有名で。僕らの世代で、『流行った』というのも変なんですが……。永六輔さんが作詞、いずみたくさん作曲で『にほんのうた』シリーズというのがありまして。日本全国、北海道から沖縄までいろんな場所の歌というのを新しく作って、歌にしよう、という企画があったんですね。そこで永六輔さんといずみたくさんが組んでいたんです。
これは茨城を舞台にした曲を何にしよう、ということで。四六のガマ、筑波山の名物、ガマの油で有名。それをもとにしてカエルの歌を作ろう、ということでこうなったんですね。本当に……当時の永六輔先生、ヤバいな(笑)、という感じ。自分のところの曲、何が来るんだと思ったら、延々とカエル紹介とゲロゲロゲーしかない歌……歌詞に展開もない(笑)。ただね、『にほんのうた』シリーズ、本当にいいので、今後も紹介すると思います。
あとデューク・エイセスさんが、各コーラスグループの中でも割とぶっ飛んだ曲を歌っていらっしゃるんです。デューク・エイセスのファンでもあり、それもおかけするかもしれません。続いて最後の曲ですね」
♪「天使のbeatでrock'n'roll」/みならいモンスター
鷲崎「茨城を中心に活躍していらっしゃる(現在は活動休止中)、みならいモンスターはインディーズのバンドなんです。及川三姉妹という、じつの姉妹で。
お姉ちゃんがドラマーなんですが、吹奏楽でパーカッションをやっていたんです。バンドが組みたいと思いドラムを始めたんですけど、メンバーが集まらなくて。じゃあ興味を持っていたから妹と組もうと。そのとき妹さん、双子なんですけど小学5年生という段階で、ベースとギターを覚えさせて。この言い方はアレかもしれないですけど……。『うまい』バンドからは感じられない良さみたいなものが(ある)。
うまいとかヘタって音楽において、特性の1個でしかなくて。そのときどき、その技術を持った人がどれだけ……本気で楽しもうという気持ちと、本気で楽しませたいという気持ち、ちゃんと2つとも持っているかどうか。きのうも同じようなこと言ったな、違う番組で。うまいバンドにも、技術で聴かせるわけじゃないバンドにもそういうものはあって。みならいモンスターは、そういうところがとてもいいなと。ピュアに『音楽だな』というのをとても感じるバンドだなと。紹介させていただきました」
「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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