エース級中野を欠いたものの健闘！　中央大学・藤原正和監督　レース後談話

Q. レース全体どうだったか？
中野の調子が上がらなかったので優勝を狙うのは厳しい部分はあった。直前まで（吉居）大和も上がってこなかったので、頭を切り替えてダブルエースを抜きで戦えるような駅伝をするつもりでいた。だが、前日5キロでいいタイムで来たので、このような展開になると予想して後半区間に入れることで安定させようと思った。
思っている駅伝はできたが、少し自分自身が掛かり気味で、練習させすぎていたところがあったので選手たちは重いレースになったかもしれない。

Q. 2区でうまく流れに乗れなかったように見えたが？
山平（2年）は箱根で使いたいので、全日本を経験させておきたかった。敢えて厳しい２区に飛び込ませた。本当は5・6区でデビューをさせるつもりだったが、当初の（吉居）大和を外していたオーダーではこうするしかなかった。（笑いながら）大和があれだけ走れるならば2区に入れてもよかったかもしれない。

Q. 監督が掛かり気味になっていたとは？
出雲のままだとよくて3位なように感じたので一度でも練習をしておこうという気持ちが余計になってしまった。自分でもわかってはいたが、何かを変えないと選手たちの姿勢も変わらないと思うところもあったので箱根に向けて調整していきたい。中野（3年）も使うことは出来たが、箱根が控えているので無理させないようにした。その分箱根は頑張ってほしい。

Q. 新戦力はどうだったか？
山平（2区11位）は難しい展開の中でよく粘ってくれたので、及第点で次に繋がるかな。

Q. 中野は故障ではなく、調子が合わなかったのか？
疲れが出ていて、調子が上がらなかった。練習はずっとできている。それよりも新しい選手を使おうと思った。判断は４日前。練習を見て、他の選手がいいなと判断した。

Q. 出雲・全日本を終えて、箱根への目標は？
駒澤という山は高いなと感じている。現実的に3位が狙うべき目標かなと思っている。今年の目標に向かっていきたい。

Q. （吉居）大和出走については？
記者会見あってバタバタしていて、夕食を食べた後に本人と話して、本人は走りたい、疲れも抜けていますということだったので。（変更になった）東海林（2年）も調子良かったので、今日みたいな展開になった時に、ジャンプアップしないと後手に回ってしまいそうと読んでいたので、東海林には辛い思いをさせてしまったけれど、大和を出した。もう少し早く（吉居）大和の調子が上がってきていたらよかった。
走らせる気はなくて、３日間休み（水・木・金）を入れていたけれど、昨日の動きで一本やったら、よかったので、土曜日1本5キロをやらせたら14分15ぐらいで良かったので。普通はやらないけれど、エースなので、チームをなんとかしてもらうためにやらざるを得ない。本来はやってはいけないですけどね。
東海林は走らせるつもりで入れていて、この8人で行こうと決めていた。（吉居）大和がいけるとなって他の大学のオーダーを見たときに後手に回っちゃいけないので、6区に投入した。

全日本大学駅伝対校選手権大会　11月6日（日） 8:05スタート　熱田神宮西門前～伊勢神宮内宮宇治橋前（8区間、106.8キロ）