村上信五くんと経済クン「台湾に何が起きているのか」をお勉強!

村上信五くんと経済クン「台湾に何が起きているのか」をお勉強!

Share

毎週土曜朝9時~放送している「村上信五くんと経済クン」。
10月29日(土)の講義は、最近話題の新書「台湾に何が起きているのか」の著者・福島香織さんを講師にお招きして、今、台湾をめぐりアメリカや中国で何が起きているのか?お勉強しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【福島香織さん】
奈良市生まれ。大阪大学文学部卒業。産経新聞社に入社。上海復旦大学に業務留学後、香港支局長、中国総局駐在記者、政治記者などを経て2009年に退社。以降はフリージャーナリストとして活躍。著書に「ウイグル・香港を殺すもの」「習近平最後の戦い」など多数ある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【新書「台湾に何が起きているのか」】
中国が台湾に武力侵攻するのではないかという緊張感が高まっている。なぜ台湾は中国との統一を迫られるのか?その背景にある日本や中国、アメリカとの関係を歴史的な背景も含めて解説した本。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【日本も他人事でない!与那国島で今起きていること】
与那国は日本の最西端で、気象条件がよければ台湾が見えるほど近く、那覇より台湾の方が近い。与那国駐屯地があり、情報収集の最先端。電磁波の分析などを行い、日本の電磁波を守って相手の電磁波を妨害している。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【中国が日本の排他的経済水域を威嚇する理由】
アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問をめぐって、中国はミサイルを台湾の東側の海域に打つばかりではなく、日本の排他的経済水域を威嚇する。日本は抗議してくるくらいでし返してこないので、脅しておくと中国は安心。しかし国内的には効果が高い。日本は3度利用できるという意味で、「日本北京ダック論」とも言われる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【なぜアメリカは国益のリスクをかけて台湾を守ろうとするのか?】
中国が太平洋に出ようとしたときのフタの役割をしている。そういった地政学的な意味からアメリカは台湾を守ろうとする。ただ、本当に戦争が始まることになれば、台湾を守る行動をアメリカがするかどうかは微妙。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【習近平政権は一枚岩?力のあるナンバー2などはいる?】
ナンバー2はいない。ロシアのプーチン大統領と同じく独裁色が強まっているため、戦争になる可能性も高くなっていると考えられる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【人民解放軍の“デジタル監視システム”とは?】
今中国はデジタルハイテク監視に力を入れていて、それが軍隊にも導入されている。例えば、チベットなど山奥の国境に山岳精鋭部隊が派遣されていて、1人なので逃げようと思ったら逃げられる。そういうことをさせないために、GPSを仕込んだ個人監視を導入し始めた。一番恐ろしいのは、捕まった時に兵士ごと爆破できるようになっていること。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
他にも、書ききれないほどたくさん、リスナーのみなさんからの質問にお答え頂きました。とても分かりやすく、勉強になりました!ありがとうございました。先週は北朝鮮の話題、そして今週は台湾有事についてお伝えしました。日々変化する世界情勢、しっかりとニュースをチェックして追っていかないといけないな…と改めて感じました。
坂口愛美

Share

関連記事

この記事の番組情報


村上信五くんと経済クン

村上信五くんと経済クン

土 9:00~10:00

「経済初心者」の村上信五が、ゲストの方に教えを請いながら 「お金」に強くなってゆく番組です。 「お金持ち」しか持っていない情報を イチ早く皆さんに提供できるよ…

NOW ON AIR
ページTOPへ