新刊記念特別編!担当編集者・村上氏と語り尽くす出版秘話『長尾一洋 ラジオde経営塾』10月31日(月)放送
約9,000社の企業に携わってきた経営コンサルティングのエキスパート長尾一洋社長が、悩めるビジネスマンのお悩みを解決している当番組。
今回は、長尾社長の新しい著書『デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門』(KADOKAWA)の上梓を記念した特別編をお送りしました。その一部をご紹介します。
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■担当編集者・村上氏登場!
2022年10月20日に発売となった、長尾社長の新刊『デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門』(KADOKAWA)。
その魅力をリスナーの皆様に伝えるべくゲストとしてお越しくださったのは担当編集者の村上智康さんです。
■長尾社長の熱い思いがタイトルに
まず2人が話してくれたのは、新刊の企画や、刊行までの経緯について。
長尾社長からは、この企画が始動したきっかけが語られました。
長尾社長:企画はそもそも私の方から。
多分DXは日本では2018年くらいから話題になったかと思いますが、当初私はこれを茶化してたというか、文句言っていたんですよ。
「DXって、デラックスだろこんなもん!」みたいな(笑)。
「中小企業の皆さんにわかってもらうのに、デジタルトランスフォーメーションと言ってもわかりにくいじゃん」と。
だからもっと”デジタル活用”とか”デジタル経営”とか言ったほうがいいんじゃないの?とずっと言っていたんですよ。
ところがコロナがやってきて、もうデジタルをやるしかない!という感じで。
どんどんDXがブームになり、いろいろな類書も出たんですが、どれ読んでも大企業向けの話や海外の事例ばかりで。
「デジタル人材を採用しろ!」ということがどの本にも書いてあるんだけど、「中小企業にそんなデジタル人材なんか来るわけねえだろ!」と。
そんな私の熱い思い(笑)が、そのままタイトルになって。
これはもうぜひKADOKAWAさんで本にしてもらうしかないということで、村上さんに「ぜひこの企画でやってくれ!」とお願いしたと。
村上さんからは企画をはじめて目にした時の感触をお聞きしました。
村上さん:まさに僕もDX系の部署を兼務していたことがあったんですが、やはり予算をたくさん獲得してPRするとか、海外系の事例を参考にしたり(ということになりがち)。
そんな中で、いただいた企画の小見出しには、本当に現場の方が実践的に使えるノウハウというのがたくさん織り交ぜられていて。
これは多分、今までに無いユーザー目線の書籍になるんじゃないか…と思い「企画を一緒に進めさせてください」とお話しさせていただきました。
■発刊には村上さんの彼女が関係していた!?
ここで松尾アナから質問が。松尾アナが小耳に挟んだ噂によれば、企画実現の裏に「重要人物」の存在があったのだそうで…。
松尾アナ:なんでも、企画を後押しした存在があったとか?
村上さん:僕の彼女の近しい人が(笑)。
彼女は7人くらいの中小企業で働いていまして、その会社が本当にDXをやらなきゃいけなくなり、最初に出されたアイディアが「全社員、DXの企画を持って来い」みたいなことで。
コロナでやらなきゃいけないけど、どうしていいかわからないから皆の知恵を総結集する、みたいなところがあった。
それを一冊にまとめて、いろいろなジャンルでヒントになる、1歩踏み出せるような本にしたら、使えるところから使ってもらえるのでは無いかと思った次第です。
松尾アナ:読んでほしい人が本当に身近にいたんですね
村上さん:まさに頭の中に絵を浮かべながら編集を続けてきました(笑)。
■タイトルやデザイン、仕上がりの感想は…
次に2人にうかがったのは、新刊が仕上がっての感想です。
長尾社長からはタイトル誕生秘話が、村上さんからは装丁にまつわるお話がありました。
長尾社長:非常にわかりやすい本になったのではと思います。
どうしても私は難しく言いたくなるので、それを怒られて。で、最後にタイトルに『入門』と付けられるという(笑)。
村上さん:2年前に『コンタクトレス・アプローチ』(長尾一洋 著/KADOKAWA)という本を担当させていただいて。
その時は少しオシャレめに、なるべく多くのサラリーマンの方に手に取っていただけるようなデザインにしました。
今回は少しオレンジっぽくして、なるべく易しく、1歩踏み出せる、手に取ってみたくなるような、入門むけに寄せたデザインにしています。
■『デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門』2人が考える”キモ”の部分は?
次に、長尾社長と村上さん、それぞれが考える新刊の”キモ”をうかがいました。
村上さん:まさに表紙の右側に書かれた『デジタル人材がいない』ということに尽きるかなと。
普通に考えると、デジタル人材がいないのにDXはできるわけがない…となるかと思います。
しかしそれを読みどころとして、第一章でいきなり濃く、実践的に、ステップを示しながらどうしたらデジタル人材がいなくてもDXができるかを説明しています。
村上さんが第一章の魅力をご紹介くださったところで、長尾社長からは最終章に込められた思いのお話がありました。
長尾社長:じゃあ私は逆に一番最後のところ。
やはり経営のあり方そのものも変えていかなきゃいけない…ということも、これまた熱く訴えてますので、そこら辺を読んでもらうといいのではと思います。
(中小企業は)やはり少数精鋭にならざるを得ない。デジタルやAIなどは、人の代わりをしていく面がありますので、人数をどんどん増やすのではなく、一騎当千、生産性の高い経営をやっていく。
そのように経営者の意識が変わらないと、デジタルが活かせない。入門なんだけどそんなことも書いていまして。その辺もぜひ読んでもらいたいですね。
■DXを”考えさせない”本?
新刊は中小企業におけるDXをテーマとした書籍。
もちろん「DXってなんだっけ?」という基本の部分も網羅され、デジタルに苦手意識のある人もスムーズに読める1冊となっています。
村上さん:「DXってなんだっけ?」というのもやりつつも、なるべく”DXを考えさせない本”というか。気づいたらDX化しているというか(笑)。
何からしたらいいかというのを、とにかく易しく丁寧に1個1個示していくということを意識していました。
■中小だからできることがある!長尾社長が新刊に込めた思い
松尾アナからは、そもそも長尾社長が中小企業のDXについて伝え続ける、その動機について問いかけがありました。
松尾アナ:(新刊から)長尾社長の熱いが感じられます。なぜそれほどまでに、中小企業のDXについて伝えたいのでしょう?
長尾社長:「中小だからできない」「うちには無理だよ」「人いないし、金もないし、デジタルなんかよくわからんし」みたいに、やる前から諦めモードに入っちゃっている経営者の方が非常に多いように思うんです。
「そうじゃないんだ!」ということをお伝えしたいし、逆に中小だからできることが色々あるわけでね。
これからいきなり世界を制覇する会社にはならないにしても、小さいなりに、山椒は小粒でピリリと辛い…じゃないですけど、そんな経営はできるんですよ、と。
そういう後押しができればという思いがありますね。
■担当編集者・村上氏のこだわりポイント『超実践的』
番組の最後に、新刊を長尾社長と二人三脚で作り上げた村上さんに、この1冊に込めた”こだわり”についてうかがいました。
村上さん:『超実践的』ということに尽きるかと思います。
とにかく使える、ということで。
こちらの本はDXブームに乗って出した本ではなく、長尾さんが9,000社以上支援してきた中で、1つ1つ見つけた知見を小見出しにしています。
1つ1つが現場の声に寄り添って使えるものになっているかと思っています。
※放送では新刊記念として、新刊に書かれているDXの手引きの一部なども紹介されました。
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