デンマーク人の根底にある、鉄の掟のすゝめ
PodcastQR番組:定住旅行家ERIKO 旅して暮らしてせかいとことば
世界中に住み、その土地に根付く文化や言葉を様々な形で伝えてきた定住旅行家ERIKOが今回ご紹介するのは、北欧の国・デンマークです。過去2回の放送で、デンマーク人の幸福感や国民性などをご紹介していきましたが、今回はデンマーク人の根底にある「鉄の掟」についてご紹介します!
デンマークは日本人が思い浮かべるように男女平等やジェンダーレスの課題に積極的に取り組んでいる国でもあります。しかしながらERIKOがお世話になったデンマーク人の夫婦によると、男女で賃金格差などまだまだ整備がすすんでいない部分も多くあるといい、興味深いのはデンマーク人は「個人の尊重」より「みんなが同じである」ことを重んじる国民性です。
私たちが感じるデンマーク人のイメージとは違いませんか?
そこでデンマーク人が大事にしていることが一目で分かる、「鉄の掟」についてご紹介します!それはある小説の中で書かれた「ヤンテローベン(Janteloven)」という10個の掟のことで、架空でありながらもデンマーク人の性格に的を得ているとERIKOは言います。皆さんは何個守れているでしょうか?
「ヤンテローベンの十か条」
①自分のことを特別な存在だとは思ってはならない
②自分は他人よりも善良であると考えてはならない
③自分は他人よりも賢い人物だとは思ってはならない
④自分は他人よりも優れていると思ってはならない
⑤自分は他人よりも知識が深いと思ってはならない
⑥自分は他人よりも重要な人物であると思ってはならない
⑦自分は何かに秀でているとは思ってはならない
⑧他人のことを笑ってはならない
⑨自分が他人から気にかけてもらえると考えてはならない
⑩自分が他人に何かを教えられると思ってはならない
この掟、結構厳しいと思いませんか?(笑)ちなみにERIKOは自分は一つも守れていないと笑っていました。ですがこれが平等主義を美徳とするデンマーク人をよく表しているんです。皆さんもデンマークの人と喋る機会が出来た際にはこの掟を意識して話してみるとうまくいくかもしれませんよ。
今回は北欧・デンマークのちょっと厳格すぎる?掟についてご紹介しました。
「定住旅行家ERIKO 旅して暮らしてせかいとことば」はPodcastQRで毎週金曜日に新しいエピソードが配信されます。