小倉智昭、27日に再入院へ…理由は「腎臓の数値が下がってきたから」
昨年10月からがん治療のために活動を休止し、今年4月に再開したキャスターの小倉智昭さんが10月19日放送の「くにまる食堂」(文化放送)に出演。10月27日に再入院することを明かし、これまでの病状や今回、再入院する理由を語った。
野村邦丸アナ「小倉智昭さんのお体の具合なんですけど、時間を追ってご紹介します。2016年に膀胱がんが見つかりました。2018年に膀胱全摘出。その後、肺への転移が見つかりまして、その治療に専念するためしばらくお休みされるということを去年の10月にくにまる食堂の前番組の中で小倉さんにお話しいただきました。およそ半年間の休養を経て、今年の4月から活動を再開されます。しかし、今週になって近く再入院へということです。先ほど、腎臓の数値が下がったとお話いただきましたが、詳しく教えていただけますか?」
小倉智昭「まず化学療法の抗がん剤を4ヵ月に渡って投与したんですよ。副作用もなく、元気だったんですね。ただし、がんはなかなか小さくならなかった。それで、別の薬ということで免疫チェックポイント阻害剤という薬の中でキイトルーダというのがあるんです。これが良さそうだからやりましょうということで、6週間に1回ずつ、病院に通って、化学療法のベッドに横になって点滴を打つのね。6週間ごとにずっと打ってきて先生が、“ものすごく効いてる、小さくなってるって”って言って」
邦丸「がん細胞が小さくなってると」
小倉「右がまずほとんど見えなくなって、左も小さくなったのでもう1回やったらわからなくなるかもしれないって言って、4回目をやった。そしたら、確かにどこにあるのかわからないくらいになった。キイトルーダの場合は、打ってしばらく経っても効果があるから、ここで休むのもいいかもしれないねとなった。」
なぜそういう話になったか?について小倉氏は続けて語った。
小倉「まずは副作用らしいもので、ちょっとひどかったのが、体に湿疹ができて、全身かゆいの。夜かゆくて目が覚める。あとは、腎臓の数値がかなり落ちてきたということ。それと、なんでここまで呼吸がきついかなっていう。実はね、1月に緊急入院したんですよ」
邦丸「今年の1月にですか」
小倉「呼吸が苦しくなって、動けなくなった。調べたら肺の動脈に血栓があった。医師から、このままだと危ないから、今日から入院してくださいと言われた。その時は薬でうまくいって、10日くらいの入院だった」
邦丸「薬で血栓を溶かしたんですね」
小倉「そう。大丈夫になったけど、血液をサラサラにする薬はずっと飲んでもらわないと困りますと言われた。だから、手術の前にその薬をやめなきゃいけない。そうしないと、出血が止まらない。それで、27日に入院するんですけど、28日に腎生検っていう、背中の所に針を刺すの。これが痛い。腎臓は血液で出来てる臓器だから、出血はなかなか止まらないんだってね。仰向けでおとなしく寝てなきゃダメ。これがきついらしい」
邦丸「入院は1か月くらいですか?」
小倉「そのくらいかかるだろうって言ってる。腎臓は内容によって、薬物を投与したりするんでしょ。ステロイドが一番効果があるらしいけど、糖尿の人はステロイドを使うのは難しいんだよね」
邦丸「糖尿に関しては、小倉さんは若い時から闘われてましたよね」
小倉「50年くらいやってけど、うまくコントロールできてる。医師が、小倉さんは素晴らしいって言って、糖尿の講演もよくしてたのよ。それが最近はがんの講演になっちゃって、次は腎臓もできるからね」
邦丸「仕事の幅が広がったって、言ってる場合じゃないですよ。笑いごとじゃないですけどね。小倉さんは1つクリアしても、また新たなことが出てくるというのは、受け入れざるを得ないんですかね」
小倉「お薬はリスクがあるんだよね」
邦丸「そういうことか」
小倉「そういうことでしょ」
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