学生駅伝シーズン開幕戦!出雲駅伝は駒澤大学が9年ぶりの優勝
雨上がりの出雲路に輝いたのは藤色の駒澤大学! 第34回出雲駅伝は駒澤大学が大会新記録9年ぶり4度目の優勝で幕を閉じました。
駅伝シーズンの幕開けを告げる出雲駅伝が10月10日、スポーツの日に行われました。
1区、飛び出したのは吉居大和(中央大学・3年)でした。序盤から独走を続け、トップで中継所に飛び込みます。区間記録まであと2秒に迫る好タイムで襷を渡しました。
2区の主役は駒澤大学のスーパールーキー・佐藤圭汰。5000mU-20記録保持者が実績そのままに、大学駅伝デビュー戦で輝きました。1キロ付近で前を走る千守倫央(中央大学・4年)をとらえて先頭に立つと徐々にその差を広げ、トップで襷リレー。15分27秒、区間賞区間新の快走でした。なおこの2区では追い風の影響もあり、三浦龍司(順天堂大学・3年)、千守倫央、横田俊吾(青山学院大学・4年)、葛西潤(創価大学・4年)、山本歩夢(國學院大學・2年)の計6人が区間新記録を樹立しました。
駒澤大学、3区を走るのはエース田澤廉(4年)。前回は6区での起用でしたが、「前半で遅れると取り返しがつかない」との大八木弘明監督の話の通り、この3区での起用になりました。田澤は区間記録を樹立したフィリップ・ムルワ(創価大学・4年)に区間賞を譲るものの、区間2位のタイムでトップをキープ。
4区は山野力主将(4年)が区間2位、強い向かい風になった5区は安原太陽(3年)が区間賞、さらにアンカー6区は故障明けで今季初レースとなった鈴木芽吹(3年)が区間賞と、最後まで攻める走りを続け、2時間08分32秒の大会新記録でフィニッシュ。
フィニッシュ後に仲間のもとに飛び込んだ鈴木芽吹は「恩返ししたい一心で走った」と涙ながらにコメントしました。
第34回出雲駅伝リザルト
優勝 駒澤大学 2時間08分32秒
2位 國學院大學 2時間09分24秒
3位 中央大学 2時間09分48秒
4位 青山学院大学 2時間10分18秒
5位 順天堂大学 2時間10分50秒
6位 創価大学 2時間10分52秒
7位 法政大学 2時間11分54秒
8位 東京国際大学 2時間11分59秒
9位 東洋大学 2時間13分35秒
10位 関西学院大学 2時間14分27秒
11位 帝京大学 2時間15分40秒
12位 立命館大学 2時間18分09秒
13位 環太平洋大学 2時間18分13秒
14位 大阪経済大学 2時間18分19秒
15位 皇學館大学 2時間18分44秒
16位 北海道学連選抜 2時間18分51秒
17位 関西大学 2時間19分24秒
18位 第一工科大学 2時間20分42秒
19位 北信越学連選抜 2時間21分17秒
20位 東北学連選抜 2時間26分09秒
文化放送では続く全日本大学駅伝、箱根駅伝も実況生中継でお送りします。
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この記事の番組情報
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