「コーヒー」ソングを大特集！ いつも以上に鷲崎さんの趣味が出た!?

10月2日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」（文化放送）、『タケスクリプション　日曜名曲集』の選曲テーマは「コーヒー」！ 10月1日がコーヒーの日だったことにちなんでいました。

鷲崎健「コーヒー特集なので、ゆったりした感じの曲ばっかりになったかもしれない。みなさん寝ないように気をつけてください（笑）。1曲目、聴いていただきましょう」

♪「一杯のコーヒーから」／霧島昇＆ミス・コロムビア 

鷲崎「比較的有名な曲といっていいと思います。聴いたことある、という人もいるでしょう」

松井佐祐里「はい、あります！」

鷲崎「昭和14年のヒットソング、戦前ですね。戦前の日本の第一次ジャズブームの後期……といっていいのかどうか。海外のヒット曲を日本語に訳す、みたいなブームは終わって。

作曲が服部良一先生、作詩が藤浦洸先生で。もともと服部良一先生がビールがお好きで『一杯のビールから』にしよう、と言っていたのを、藤浦先生がビール飲めないからコーヒーにしよう、って。

ジャズソングにしても、カフェでコーヒーを飲む、みたいなことも、当時のいわゆるモダンな人たち……モボ・モガといいますね。意識高い、というと変ですけど、そういう人たちの間で有名でした。戦後どちらも、より世の中に知られていく。という時代のヒット曲でした。続きましてこの曲、聴いていただきましょう」

♪「こいコーヒー」／AZUMI

鷲崎「素敵でしょう？」

松井「はい。うっとりしますね……」

鷲崎「僕が中学生のときだったかな、AZUMIさんを最初に見たのは。弾き語りで、ギターも歌も激しい歌をそのときやっていて、それで好きになって。ひとりでず～っと、大阪のライブハウスとかへ観に行ってたんですよ。いまも、きょうも日本のどこかでギターを持ってライブしていらっしゃるんじゃないでしょうか。

最初、僕はブルースが好きなのでブルースのギタリストというイメージだったんですけど、もはやブルースの枠にも収まらない。歌とギター……ですね。メチャメチャうまいけど、歌に対して必要なギターしか弾かない、歌の塊みたいな感じの人で。

ほんの2、3年前に6人ぐらいしか入らない、ライブをする予定じゃなさそうな、カウンターのような飲み屋さんでライブしていたのを観に行きました。続きまして……このコーナーはとても『僕の趣味』なコーナーですけど、きょうはもう、特別趣味に寄っております（笑）」

♪「カヤバコーヒーのうた」／寒空はだか

鷲崎「いま、カヤバコーヒーさん調べていたんですね？」

松井「はい。調べたらメニューもお店も外観も素敵で」

鷲崎「寒空はだかさん、なんていったらいいんでしょう（笑）。スタンドアップコメディアン、というのも変ですけど。ギターなどは用いない、口（くち）三味線や、口ギターなどでオリジナルの曲を演奏されるという。『♪ズンチャーカ　ズンチャカズンチャカ』と言いながら歌を歌うという。

もう大好きで。もともと落語家志望だったんですよ……ね？ 誰から聴いたんだ、俺（笑）。一度、番組でご一緒したことがありまして。もともとファンだったので、話も尽きず、収録行ったあとも喫茶店でずっと話していた。

どういう経緯でこの歌を……。いつも口ギターで歌っているからバッキングついているのが不思議なんですよ（笑）。ただ本当に名曲で。この曲もですし、あとネタも脱力感で、バカバカしくて。でもそこだけにしかない空気があって、とってもオススメ。CDも出ておりますので、触れてみてはいかがでしょうか。

さあ、きょうは（このコーナー前に）1曲、既に僕の曲はかかっているんですけど、申し訳ない。鷲崎もコーヒーが出てくる曲を歌っております。2曲もかけるの恥ずかしいんですけど、聴いてください」

♪「モーニング」／鷲崎健

鷲崎「お恥ずかしい！」

松井「いやいや。素敵です～！」

鷲崎「そうなんですよ。僕は素敵な歌を歌っている……こともありました」

松井「なんで過去形なんですか（笑）」

鷲崎「ずいぶん昔の曲で。（ゲストだった）乙野四方字さん、どうですか？」

松井「今スタジオの外で、愛のあるうなずきをしてくださいました（笑）。バイオリンがまたいいですね」

鷲崎「そう、楽器がすごく少ない中で。アコースティックギターとバイオリンと、ほんの薄いドラムの音で、ドラマチックにつくっていただいています。本日最後の曲は、いろんな人が歌っています」

♪「森永インスタントコーヒー」／畠山美由紀、首里フジコ、今野英明、高野寛

鷲崎「短い曲でございました（笑）。日本のCMソングの巨人といいますか父といいますか、三木鶏郎さんという方がいらっしゃいまして。ラジオ文化に興味ある人もご存じだと思います。

『鉄人28号』の曲とか、いろんな曲を手がけたんですけど、その三木さんのトリビュートアルバムが出まして。それと一緒にトリビュートライブが行われ、じつに豪華な（メンバーだった）。今野英明さん、高野寛さん、ハナレグミ、鈴木慶一さん、細野晴臣さんとか、いろんな方が参加しての盛大なトリビュートライブがあって、そのときの音源ですね」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2～4時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。