ハーブの専門家・高野なるさんが作るジェノヴァソースを邦丸絶賛!
9月22日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、ハーブのプロフェッショナルで株式会社ファインド・ニューズ代表の高野なるさんが登場! 最初のコーナー「今日のA定食」では、高野さんがハーブに出会ったきっかけや、代表的なハーブ商品のお話などを伺った。
野村邦丸アナ「高野なる(正式な表記は高野済)さんは、九州の大分県のご出身で、お爺さんの代から事業をやってらっしゃるご家庭にお生まれになったんですが、なるさんが生まれてから生じたある問題が、今の事業に繋がっていると」
高野なる「そうですね。食事をすると体調が悪くなるという体質で、父親と母親が色んな治療を受けさせてくれて。特に大分なので温泉治療なんかもよくやっていただいてたんですが、それだけじゃ駄目だってことで、父親が元々水産の研究者で、大分で川もあって農家もやれて、みたいな場所に移りまして。母親もわりと料理が得意なので、2人のお陰でだんだん体は良くはなったんですけど、次に生まれた妹も、その次の妹も、今でいうアトピーですかね、化学物質過敏症みたいな。食べ物を自分たちで気を付けないと駄目みたいなので大分工夫してやっていたのがきっかけになりまたね」
邦丸「高校時代からハーブの栽培をやっていたわけでしょう?」
高野「そうですね、母親がそういう会社を立ち上げてやっていたので、それを手伝って生産をやらせていただいてました」
邦丸「大学は大分大学で、その時にもご自分でプランターで色んなものを栽培していて、これを将来仕事にしようっていうよりは、『作ってよ!』という声も随分あったとか?」
高野「そうなんです。親戚にレストラン関係の方がいたりしたので、ハーブを作ったり、研究まではいってないんですけど、どうも普通にあるものよりも植物をお茶にしたりすると多少は体調が良くなるな、みたいなことがあって。それからハーブ専門の会社を探して、大学の在学中だったんですけど就職しまして。そこでは勉強にはなったんですけど、やっぱり自分たちで作った方がいいかなっていうんで、自分で起業しました」
邦丸「その当時はハーブなんて珍しくて『この葉っぱ何だよ!?』っていわれてるような時代ですよね? 『ちょっと軽く揉むとすげぇいい香りするじゃんコレ!』っていう」
高野「葉っぱというのは裏側に『液胞』といわれるものがあって、ちょっと揉んだり、傷つけてあげるとそれが潰れるんで、そこから香りがフワッと上がってくるんです」
邦丸「山椒の芽がそうですよね、よく板前さんが『パンッ!(手を叩く)』ってやるとポーンと香りが立つ……そういうことなんだ!で、今現在のなるさんが作っていらっしゃるのが『DEAN & DELUCA』……私はよく知らんのですが、西洋総菜のお店でしょ? このお店のバジルペーストが大変な売れ行きだということで」
高野「本当にありがたいことに『DEAN & DELUCA』さんのオリジナルのジェノバソースを作らせていただいております。『DEAN & DELUCA』さんがオリーブオイルなどを輸入されているんですけど、それと大分県で生産したバジルを合わせて製造してます」
邦丸「(商品の蓋を開けて香りを確かめて)ああ~っイイ香りじゃないですか! これ、ジェノヴェーゼソース?ジェノヴェーゼって馴染みが濃くなってきたけど、どこですか?」
高野「イタリアの北西部の都市ジェノヴァのもので、本来は『ジェノヴェーゼ風』といわなきゃいけないんですけど、自分らが生産と加工する技術が非常に高いなと自分で勝手に思って、20年ぐらい前にバジルソースをイタリアに売りに行ったんですね。そしたら『これ凄いね!』とは言っていただいたんですけど、当時のジャンパオロ・ベローニという、レストラン『ゼッフェリーノ』のシェフに本当のジェノヴァソースってこういうものなんだというのを教えていただいてから、色々お手伝いしたいということになりました」
邦丸「日本酒の酒蔵にいきなりイタリア人が来て『本当の日本酒ってのはこういうもんだよ』って逆説法したようなもんですね?」
高野「それをやっちゃったんですね(笑)」
この後のコーナーでは、高野さんが他に力を入れておられるイチゴ事業についてのお話を伺うなど、体に良くて味わい豊かなくにまる食堂となった。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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