大林組DX担当者が語るDX化の手ごたえ…「iPad1台あれば他の荷物はいらなくなった」
9月19日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、先週に引き続き、株式会社大林組、DX本部本部長室の堀内英行さんをお迎えし、DX化の手ごたえについて語っていただいた。
文化放送・松井佐祐里アナ「DX、デジタル化という視点で取り組んでいることは何ですか?」
大林組・堀内英行氏「BPR(Business Process Re-engineering)です。DXは業務プロセスを変えていって変化を起こしていく、そういう意味ではビジネスプロセスの再構築をするというところが非常に重要だと感じています」
L is B代表・横井太輔氏「DX化の必要性を強く感じたきっかけは何ですか?」
堀内「iPadの導入の時が一番強く感じました。日本に製品が発売されるようになってから私はこれだとすぐに飛びつきました。すぐに10台調達して3現場に分けて、使っていただいた。これを使えば、現場の業務プロセスが変わるんじゃないかとすごく感じておりました。当時は利活用できるコンテンツが少なく、PDF化した図面を見たりするくらいでした。そこで当時Windows CE上で動作していた弊社独自開発の検査アプリGLYPHSHOT(グリフショット)をiPadに移植し、Wi-Fi機能を搭載したSDメモリとコンデジとの連携により、撮影直後に写真をiPadに転送して工事写真を効率よく管理する仕組みを構築しました。これまでであれば、事務所に戻ってデジカメの写真をPCに取り込むプロセスがあったのですが、これがなくなった。この時、手ごたえを感じました」
横井「DX化を進めてみてプラスに感じていることは何ですか?」
堀内「プラスと言いますか、iPadのない施工管理ってちょっと考えられないですね。昔は、紙袋に図面を入れて持って行ったりしたんです。今、iPad1台にすべての図面が入ってる。先ほど話したデジカメがなくなったり、黒板もなくなった。iPad1台あれば他の荷物はいらなくなった」」
松井「ずいぶん変わりましたね」
「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報
L is B presents 現場DX研究所
月 20:00~20:30
『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…