ミュージカル界の貴公子・中川晃教さんがインタビュー中「突然 歌いました(笑)」美声&熱量に邦丸アナびっくり!
“ミュージカル界の貴公子”とも呼ばれるシンガーソングライターで俳優の中川晃教さんが9月16日の「くにまる食堂」にご来店。初舞台で主演を務めたミュージカル「モーツァルト!」との出会いを熱唱も交えて伺った。
野村邦丸アナ「そもそも中川さんのお母様は、作曲家の古賀政男さんのお弟子さんで歌手だったんですって?」
中川晃教「そうなんです。母は「歌は語るもの、台詞は歌うもの」と、自分が教わったことを僕にも教えてくれたんです。物心ついた頃からピアノを習い始めて、ミュージカルにも両親が連れて行ってくれて、初めて見たのは音楽座の「シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ」でした。そして「ミス・サイゴン」を帝国劇場で初めて最前列で見た時、物語が始まった瞬間、主人公の人生に自分が重なって共感したんですね。そうやってミュージカルに出会い、引き込まれていきました。」
邦丸「作詞作曲は小さい頃からやっていたんですか?」
中川「家族と行ったホテルのレストランで、男性ピアニストがグランドピアノを演奏しているのをみて、子供ながらに「あ、かっこいい」と思いました。そしたら母がすかさず「女の子にモテるよ」って、その一言でピアノを始めました。僕は誰かの歌の演奏をするだけでいいと思ってたんですが、家で電子ピアノの練習をしていると父から「試しに歌を書いてみればいいじゃない?」と言われて書き始めたのがシンガーソングライターになるきっかけでした。」
邦丸「そして2002年、日本初上演のミュージカル「モーツァルト!」で、いきなり主役をやるわけですが、これはなぜ?」
中川「デビューして3~4ヶ月後ぐらいにリハーサルスタジオでリハをやっていたんですね。そこに東宝のプロデューサー、演出家、音楽監督の方々がいらっしゃると。それはどうやらオーディションらしいと。でも「今のリハーサルを見に来るだけだからまあ晃教くん気負わずに」と言われて、その方々の前でリハーサルをしたんですね。そしたら最後にその方々が、オリジナル曲を上手に歌えるのはわかったので「何かカバー曲を何でもいいんで歌ってくれませんか?」と言って、弾き語りでホイットニーヒューストンの「I Will Always Love You」を歌ったら、それがなんと「モーツァルト!」へ繋がったんです。後になってからモーツァルト役を探していたことを知ったのでオーディションを受けた感覚はなかったんですね。」
邦丸「大役だからプレッシャーは当然あると思いますが、実際にやってみてどうでした?」
中川「モーツァルト役に出会ったことで、自分の持ってるこのエネルギーを、歌で表現するんだって言うエネルギーを…(歌い出す)♪子供の頃の演奏旅行で、いつも着てたあのコートさ。真っ赤なコスチューム!子供の頃に着てた真っ赤なコートを今も僕は着てるんだけど、でもちょっと窮屈なんだよね。なぜなら僕、大人になったから。っていうこの気持ちを歌と芝居で表現できる。何この世界!?子供の頃見てたけど実際やれるなんて!そして僕には歌という武器があるんだ!それを喜んでくれる演出家の方や作品を見に来るお客様がいるんだって…思いましたね~。」
邦丸「いま一瞬ステージを見ている気になったね。すごい熱量だな。」
中川「突然、歌い出しました。」(笑)
邦丸「あ~びっくりした」
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「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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